JKAペダリングパワーチャレンジin近畿大学

2019.09.26

本業も活躍中

同じクラスで教員志望の田熊光里さん(20)とチャレンジした剣道部の荻野まどかさん(21)は6位入賞。
PPCスコアで710ワットを記録する走りに「高校のときに筋トレを一生懸命にやったのがいきたのかな?」とおどけて見せた。

本業の剣道では西日本大会で「優秀選手賞」を受賞するなど活躍中だ。

 

6位入賞の荻野まどかさん(中央)

 

 

「服買いたい」

バドミントンサークルに所属する向山柚季さん(18)は、7位入賞。
チャレンジ後は「ペダルが最初は回りすぎて、びっくりした。バドミントンで必要なフットワークがいきたのでしょうか」と振り返った。

高校時代は卓球部に所属。
トレーニングで鍛えた体を武器に優勝を狙っていたが、惜しくも7位。

「賞金では服を買おうと思います」と笑った。

 

ペダリングチャレンジ近畿大

 

 

釣りガール

細身の体ながらピークパワーで709ワットをマークした鎌仲祐奈さん(18)が10位にランクイン。
「思ったよりしんどかったが、楽しかった」と笑みを見せた。

中・高校時代はソフトテニス部だったが、近畿大学入学後は釣り部に入部。
普段は河川ごとのポイントの話し合いを行い、月1回、大会に出場している。

「この前はチヌを釣りました。おもしろい部活です。賞金で釣りざおを買いたかったのですが…」と残念そうだった。

 

ペダリングチャレンジ近畿大

チャレンジ後に釣りのポーズを決める鎌仲さん

 

 

スカート姿にどよめき

経済学部の友人と参加した秦野桃子さん(18)らの“全力ペダリング”が、会場の雰囲気を盛り上げた。
惜しくも圏外の成績に終わったが「楽しかった。始めは緊張したが、声を出した2回目はうまくいった」と満面の笑みで振り返った。

一見、スカート姿で挑戦する姿に、男子学生からどよめきの声が上がったが、その下にはきっちりジャージーを着用。
「スカートでは無理でしょ。ジャージーは安心感がありました」といたずらっぽい笑顔を見せていた。

 

ペダリングチャレンジ近畿大

秦野さん(左から2人目)は友人らとハイチーズ!

 

 

 

鍛えた成果だ
男子6位に入ったのは寺島瑛介さん(20)だ。
初めてペダリングに挑戦したがピークパワー1436ワット、PPCスコア44.6を記録。

小学校時代からスキーを始め、今はアルペンスキーが専門。
夏場はウェートトレーニングや走り込みで下半身を鍛えた成果を発揮した。

「今回は普通にこいだだけ。スキーで自分の体を支えるのに下半身の力がいるし、これからも鍛えます」と振り返った。

 

 

細マッチョ!!
真っ先にチャレンジしたのがトライアスロン部の松戸紳さん(20)。
細身の体ながら筋肉質な体でPPCスコア37.3ポイントをマークした。

高校時代にバレーボールで鍛えたこともあって「しんどくはなかった」と余裕の表情で振り返ったナイスガイ。
先月はトレーニングで約1000キロメートルを走行。

「自転車とランニングが好きなので、これからもトライアスロンを頑張りたい」と話した。

 

ペダリングチャレンジ近畿大

 

 

パワー全開!!

西野優樹さん(22)がそのパワーで会場を盛り上げた。
「しんどかった。6秒間は長かった」と謙遜したが、体重131キロの巨漢を生かし、ピークパワーで1734ワットをマークした。

高校までは硬式野球部に所属し、捕手や一塁手として活躍。
現在も軟式野球を行いながらジムに通い、プールやウェートトレーニングを実施。

「競輪は軽い人がするものなので、僕は応援に回ります」と笑った。

 

ペダリングチャレンジ近畿大

 

 

ボクサー悔し
プロボクサーの卵!?の三島康貴さん(20)はピークパワーで1341ワットをマークした。
男子で29位の成績に「もっと出るかなと思ったが、全然だった」と悔しがった。

昨年の全日本ランキング・ライトヘビー級6位の実力の持ち主。
器具を使ったウェートトレーニングはほとんど行わず、自重でやるのが“三島流”。

「今後は全日本優勝が目標です」と誓った。

 

ペダリングチャレンジ近畿大

 

 

次回は10月26、27日に大阪体育大学でも実施いたします!

 

 

サポート役の人材獲得にも注力

JKAでは、自転車競技における選手発掘だけでなく、そのサポート役となる人材獲得にも力を入れている。
日本競輪選手養成所の訓練指導職員(正社員)がそれに当たり、自転車実技のほか、運動生理学やウェートトレーニング、コンディショニングなどを候補生に教えることができる人材を募集中。

中国代表チームを金メダルに導いたフランス人コーチの下、世界最先端のトレーニングメソッドを導入したほか、新たに国際基準の屋内型木製250m競走路も完成するなど、充実した環境で働くことができる。

今回、近畿大学で行われたペダリングパワーチャレンジにスタッフとして参加したJKA人事部の村井郁恵課長補佐は「自転車の経験がない方でも大丈夫です。今後、世界に通用する選手を育てるのがJKAの目標ですから、それをサポートする方にも高い目標を持って来てもらえたらうれしいですね」と説明した。
JKAでは、訓練指導職員のほかにも、経理、総務、補助関係業務や競輪・オートレース振興業務に携わる総合職の新卒採用も行っている。

 

ペダリングチャレンジ近畿大

学生に採用情報が載ったチラシを配るJKA人事部の村井さん(左)

 

公益財団法人JKA

競輪とオートレースの振興法人で、競輪とオートレースの選手・審判員や、自転車・小型自動車の登録、競輪とオートレースの実施方法の制定、選手の出場あっせん、養成・訓練を行う。
そのほか、自転車・小型自動車など機械工業の振興、体育事業その他の公益の増進を目的とする事業に対する補助などを行っている。

競輪界では、男子は2000年のシドニー五輪からケイリンとして正式種目に採用。
08年の北京五輪で永井清史選手が銅メダルを獲得するなど競輪のトップレーサーが世界の舞台で多数、活躍するようになった。
ガールズケイリンでは小林優香選手や児玉碧衣選手らの活躍で話題。
その女子も12年のロンドン五輪から新種目となった。

 

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