紺野ぶるまのケイリンぶるぶる vol.1
2019.03.29
2、3分乗っていたら、段々と慣れてきたようでローラー上をスイスイ。すっかりと手の内にしていました。
加藤「止めちゃだめ。怖くなったら踏み込む!そうそう!いいよ~。ちょっと支えるだけで乗れるようになってきた。いいですね~」
ぶるま「人生の教訓ですね、『怖い時ほど、踏み込め、前に踏め』って」
加藤「フォームも整ってきたし、だいぶいい。それじゃ、ちょっとペースを上げてみましょう」
ぶるま「えっ…でも漕げてますね!怖くなったときこそワーっと漕ぐ、ですね!。だいぶつかめてきた気がします」
加藤「そうそう、自転車って人生と一緒なんですよ。やろうと思った時に踏み込まないと」
ぶるま「それ、いま私が言ったやつでしょ。勝手に自分のものにしないでください(笑)」
ひとまず自転車から降りたぶるまさんは、手に汗びっしょり。
それでも芽吹きポーズを繰り出し余裕のたたずまいでひと呼吸。
ぶるま「自転車って軽いんですね。私、この間フェラーリの折りたたみ自転車を買ったんですけど、それよりも全然軽かった」
加藤「しっかりトレーニングをするともっと軽く感じるし、回転力も上がりますよ。今度はこっちで体を動かしてみましょうか」
ジムには最新鋭のトレーニング機器が揃っており、加藤さんが指差したのはレッグプレスとスミスマシン。
負荷をかけ加藤さんの考案したメニューをこなすぶるまさんは、苦悶の表情を浮かべながらも何やら楽しそうだ。
ぶるま「これだけやれると昔を思い出しますね!1年前、都内のジムに通っていたんですが、こういう本格的なのって実写版ワンピースみたいな人たちが占領していてなかなか近づけなかった。だから、やった感がある。筋トレのあとって何か自分が立派な人間になったと勘違いしますね(笑)」
加藤「パーソナルダイエットから本格的なトレーニングまで、プロの選手も多くきます。これだけできれば、ぶるまさん…ガールズケイリン受けられますよ!」
ぶるま「あぁ…股のラインが気になるから…どうしようかな(笑)」
この日は加藤さんの孫弟子で、5月から117回生として競輪学校に入学する長屋秀明さん(18歳)が汗を流していた。
加藤さんが徹底的に指導し学校に合格させたといい、これから競輪生活をスタートさせる。
朝イチから体を動かしたぶるまさんは「話と違う!こんな疲れるとは思わなかった」と、早くも疲労困ぱい。
それでも「ここからがスタート、というか本番です!」と次なる目的地、岐阜競輪場へと向かった…。
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