平原康多選手

2023.03.13

競輪界最強の9選手“S級S班”。

約2,200名いる競輪選手の中で「GⅠ優勝」と「獲得賞金」でその座を勝ち取った者だけが君臨できる、競輪界の最上位ランクです。

 

2023年S級S班の9選手をインタビューで紹介します!

第5回目は、平原康多(ひらはら・こうた)選手です。

 

 

 

父の影響で

 

新潟県の岩室村(現・新潟市西蒲区)で生まれ育って、埼玉県には高校で引っ越しました。

中学までは野球・サッカー・水泳など、いろんなスポーツをやっていましたね。

父が競輪選手(平原康廣さん)だったこともあり、高校の進路を考え始めた頃に身近だった自転車競技をやってみたいと思うようになりました。

 

競輪選手を目指して、高校から自転車競技部に入部しました。

ジュニアの日本代表としてアジア選手権や世界選手権にも出場しましたが、活躍はできませんでした。

高校卒業後、競輪学校(現:日本競輪選手養成所)に入りました。

 

 

デビュー当時は上位で戦えるような選手になれるとは全く思ってなくて、高い目標もありませんでした。

だんだんとレースを覚えて、いろいろな情報を得ていくうちに、それなりに戦えるようになってきました。

“上位を意識”するようになったのは、そのくらいの時期からですね。

 

 

心に残る2つのグランプリ

 

今年でデビュー21年目になりますが、選手になって感動した瞬間が2つあります。

1つは2014年のKEIRINグランプリ(岸和田)です。

僕が優勝したわけではありませんが、連携した武田(豊樹)さんが優勝してくれました。

武田さんとのラインで「良い競輪ができた」と心から思えました。

 

もう1つは、2018年のKEIRINグランプリ(静岡)です。

レースで落車をしてしまい、再乗してゴールまで向かう時に、お客さんがすごく大きな声援を送ってくれたんです。

「ファンの方たちのために頑張ろう」と改めて思えた瞬間で、心に深く残っています。

 

 

競輪をやっていると毎年のように試練の時期があり、それを乗り越えるためにすごく考えさせられます。

苦しいこともたくさんありますが、最後はやっぱり「自分が好きでやっていることだから頑張れる」という結論になるんです。

 

毎年S級S班として戦っていられることを当たり前だと思ったことは一度もありません。

そのくらい、大変なレベルで戦わせてもらっています。

目の前のやるべきことを一生懸命に積み重ねた結果だと思っています。

 

 

自分をアップデートしていくこと

 

練習のこと、自転車の乗り方、考え方など、「自分にプラスになる」と思うことは、どんなに年上でも年下でも声をかけて聞いてみます。

年々、競輪のレベルは上がっているので、勉強して吸収して「自分をアップデート」していくことが楽しさでもあります。

 

僕もかなり“いい年齢”になってきました。

でも、まだまだ「やれることがある」と感じることばかりです。

新しいことが次から次へと出てくるので、終わりはないですね。

 

いまは新しいことを試しながら、自分に挑戦することが楽しいので、選手として続けられています。

そのスイッチがどこで切れるかは分かりません。

 

競輪はずっと長く続けられる職業ではないと思っています。

そのくらい、“魂を削って”やっています。

 

だから、目の前の一戦一戦を一生懸命走ることはもちろん、楽しみながら競輪人生を送っていければいいと思っています。

 

 

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