前田亜美、自転車を買いに行く!前編

2018.12.06

タイヤの太さの違いは速さと安定

「もし、かごをつけるのであれば、第1条件としてハンドルがまっすぐの“バーハンドル”が良いです。圧倒的に付けやすいし、選択肢も広がる。ただ、そうすることで起こるデメリットもありまして、上体が起きるので椅子に座る姿勢だとお尻がものすごく痛くなりやすい!長距離が乗りづらくなります」

「そういうことなんですね!タイヤの太さが違うのにも理由があるんですか?」

「タイヤが太いと安定感が出てくるので、郊外の田舎道とかにオススメです。ただ、タッチ面が増えるので、それが抵抗になってどんどん遅くなっていきます。なので、乗りやすさ、値段、使う距離を考えると、国内ではロードバイクよりクロスバイクが人気です」

「結局1番乗るのは日常ですよね。そうなると、本気の自転車よりちょうどいいおしゃれ感でいいのかも……」

「そうおっしゃる方も多いです」

「悩ましい……。普段ジムに行くとき、自転車で移動して、ジムでも自転車でエクササイズするくらい漕ぐのが好きなので(笑)せっかくお気に入りを買うならサイクリングだけじゃもったいないのかもって気持ちになってきました。ちなみに女子にオススメのメーカーってありますか?」

「人気なのは、レンタサイクルでも貸出しているチェレステカラーが有名な『Bianchi』です。世界で1番古い自転車メーカーなんですよ」

「スタイリッシュなモノトーンも素敵だし、チェレステカラーのも可愛い!」

 「ただこれらのスポーツタイプは速く走るためにいわゆる肉抜きをしていて、パーツを軽量化しているのでメンテナンスが大変です。理想は3か月に1回ですが、面倒だし、お金が掛かるので、僕は半年に1回くらい。ママチャリと同じような扱いだと3~5年しか乗れませんが、メンテナンスをしてあげれば8~10年乗れますよ!もし、メンテナンスフリーに限りなく近いものがいいなら、残念ながらスポーツ系からは一歩引いた方が良いと思います」

折りたたみ式、本当に折りますか?

「なるほど……。ちなみに折りたたみ式も気になっています」

「折りたたみ式も人気なのですが、毎回そういうお客様には『本当に折りますか?』と聞いています(笑)」

「折ります!(笑)」

「皆さんそうおっしゃるのですが、折った人をあまり見たことないんですよ。特に都内在住なら、駐輪場はそこそこあるので、折る必要がないんですよね。結局買って最初は折るけれども、段々面倒くさくなって駐輪場に普通に突っ込むっていう方が多いので。となると、折らない方が耐久力は圧倒的に上がるので長く乗れます」

「そうなんですか!?基本長く愛でたい派なので、そうなると……。あっ、これ可愛い!」

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