飲んべえモデル村田倫子とギャンブル酒場 vol.6「前橋競輪場」
2019.02.01

「早くてうまい店、タバタ」
最高の二拍子と手広いラインアップが特徴的。


こちらでは、競輪グルメの定番フード、「もつ煮 350円」をオーダー。
基本は、モツ煮、ご飯、味噌汁のセットでワンコインポッキリのお得な定食スタイル。
お母さんに、モツ煮だけの単品をお願いしたら快く提供してくれました。
大鍋でじっくり煮込まれたもつ達が豪快にお椀に注がれます。

おネギもたっぷりかけてくれました。

お汁に通した箸から伝わる弾力のある手応え。
あぁ!すごい!
ゴロンゴロンのもつちゃんパレードじゃないですか!

予想以上に具がみっちり隠れていて、食べ応え十分。
シャバっとした汁には、生姜とにんにくがたっぷり。
身体がじんわり汗ばみます……。
味噌汁のように汁までズズズといただきました。
この出汁で、ラーメンつくったら絶対美味しいだろうなあ……。

味もボリュームもコスト以上です。本当にいい意味で裏切ってくるんですよ、競輪グルメ。
そんなギャップに毎回きゅんときます。
お値段も良心的なので、私の中では「早くて安くてうまい店、タバタ」の三拍子に更新されました。
さあて、最後はお楽しみにとっておいた……
そう、「上州御用 鳥めし本舗 登利平」
そんなグッっと重みのあるネーミングを掲げる名物料理にここ競輪場でありつけるなんて、なんたる幸福。
私が頑なに定食(米)を我慢した理由はまさにここにあり。
まず、店の出で立ちから漂うオーラーが異質で、逆に浮いていて愛しい。

競輪場であってもその色に染まらず。伝統的な威厳を保つ姿勢に、さすが!の一言。
種類は「鳥めし弁当 竹 710円、松 820円」。竹と松の差は、鶏モモ肉が入っているか否か。

ここは贅沢に「松」といきましょう。

お弁当はテイクアウトして、観戦しながらドームでいただくもよし。中に素敵なイートインのスペースもあるので、まったりと店内の雰囲気を楽しむもよし。
せっかくなので、高級料亭のような素敵な店内で優雅にいただきます。

薄くスライスした胸肉、ぶりんと肉厚なもも肉がてらっと輝き見つめてくる。
贅沢にぱくりといただけば、お肉のやわらかさと、まろやかでコクのある「たれ」のハーモニーにうっとり。


上州の香りを味覚でしかと感じます。
あー、幸せ。
登利平自慢の「たれ」をまんべんなくまぶしてあるお米だけでも美味しい……。
全方位完璧なお弁当です。

あぁ、完璧すぎる〆にため息がでます。
競輪場侮るべからず、はらぺこな私達の心とお腹をしっかり満たしてくれるワンダーランドなのです。
前橋ドーム競輪場は、その出で立ちに劣ることなく、振り幅の広さとクオリティに大満足でした。遠征した甲斐がありますね。
次回は名物のスワンカレーが食べれたらいいなあ。
(今回はお休みでした!悔しい〜!)
前橋競輪場で使用した金額1,720円
村田倫子的№1グルメは、「上州御用 鳥めし本舗 登利平」の「鳥めし弁当松 820円」
競輪場で前橋名物を、堪能できるなんてぜいたく……。
素敵なギャップとご当地ならではの味にくらっとしました。またすぐ食べたいなあ(美味しすぎました)。

村田倫子(むらた・りんこ)
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