飲んべえモデル村田倫子とギャンブル酒場 vol.12 「静岡競輪場」前編

2019.10.15

気づけば夏も徐々にフェードアウトして、秋めいてきました。

この時期はいちばん好きです。過ごしやすい気候、可愛い秋服、誕生日もあるし……。

 

なにより秋は食べ物が格段に美味しい。

お肉や魚は生き生きと脂がのり、野菜は甘く、根菜達が本気を出す……。

 

あぁ、秋の味覚に想いをはせただけでヨダレがでます。

 

 

秋の陽気に誘われ今回訪れたのは、静岡!

 

 

名古屋、富山に続き、競輪場遠征シリーズ。だんだんと慣れてきました。

 

 

 

なんだか広々としてクリーンな印象の静岡競輪場。

 

レースを映すモニターに釘づけのお客さん達を横目に、私は嗅覚を研ぎ澄まし、目指すは美味しい香りが立ちのぼる場所……!

 

 

あ、ありました。

少し歩いた先に何やら賑やかな一角。

 

 

お客さんの足並みが途絶えない人気店、「天寅」。

陽気な看板がひしめく店先は、活気にあふれ、お祭りの屋台を訪れたようでワクワクする。

 

カラフルな看板達をよく見てみると……

んんん、「おでんが100円」「焼き鳥2本100円」「もつカレー300円」!?

価格までPOPすぎる設定。これは、コンビニも顔負けですね。

 

 

静岡といえば、醤油ベースの黒い出汁が特徴の「静岡おでん」。

遠征ではご当地グルメに出会えるのも一興です。

 

 

ずらりと揃った豊富なラインナップ。

定番から、少し珍しいホルモン系も楽しめます。

一つ一つの具材に串が刺さっているのも静岡おでんならでは。

 

はんぺんが「黒」というのも珍しい。

せっかくなので、名物の牛の肺「フワ」と「フワの軟骨」はマストに、「糸こんにゃく」と「さつま揚げ」も頼もうかな……。

100円均一だと、つい欲が出てしまいますね。

 

「糸こんにゃく」は出汁がぎゅいんと染み込むため、そのお店の顔となるキーの具材なんだとか。

糸こんにゃくを物差しにして、おでんの風味を比べるのは面白そうです。

 

 

 

お店のお母さんが、仕上げに豪快に振りかけたのは……青海苔ベースの「魚粉」。

静岡ではこの「ダシ粉」と「からし」で、おでんを味わう。

 

 

さあ、私もいざ「静岡おでん」デビュー!

 

 

う……

美味しい……!!!!!

 

 

 

醤油の風味がじゅわんと染み込んだ具材に、この「ダシ粉」がさらに旨味の追い討ちをかけてくる……。

 

コクの深さ、旨味、そして風味のバランスが絶妙。

昔から愛されてきた静岡の伝統の味は、見かけ以上に魅惑的な逸品です。

 

 

(ここで、魚粉に惚れ込んだ私は静岡のお土産に買って帰りました。)

 

 

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