おもろいことを常に考えているラッパー!? 岡崎智哉(大阪・96期)

2025.01.08

男女合わせて約2,400名いる競輪選手には、さまざまな経歴や趣味を持った選手がいます。『推すスメ!選手インタビュー』では選手個々のプロフィールを、インタビューを通してひもといていきます。

 

今回は大阪府・96期、現在39歳の岡崎智哉選手にインタビュー。

大学時代は陸上競技・円盤投げの選手だった岡崎選手。稲川翔選手との出会いがキッカケとなり競輪の道へ進むことを決意したと言います。

2022年からは多くのビッグレースに出場。古性優作選手を筆頭に勢いづく同県の選手たちに刺激を受けながら、さらなる高みを目指して歩んでいます。

そんな岡崎選手は、開催中のインタビューで意気込みを『ラップ』で表現するなど、盛り上げ上手な“エンターテイナー”としても知られています。プライベートの過ごし方も聞いてみました!

 

 

 

B級グルメとアメ車

ゴルフは良い息抜きになります。南大阪周辺にあるゴルフ場のコースをよく回っていて、一緒に練習している南修二さんや、同じ開催を走った後に他県の同期と一緒に行くこともあります。

アメ車が好きで、今乗っているのは『(シボレー)コルベット』です。欲しい車は無限にあるんですが、収入が追いつきません(笑)。

自分の好きそうな車を置いている車屋を巡るのも楽しいですね。よく行く店の人とは顔見知りなので、いろいろと車談義をして買わずに帰ります(笑)。

最近は、以前乗っていたピックアップトラック『USトヨタのタンドラ』をもう一度買おうとしています。

 

 

B級グルメを食べるのも好きで、情報番組やネットで見て気になった店をストックして、休みの日に食べに行きます。『カレー』、『とんかつ』、『ハンバーグ』など、お子様ランチに入っていそうなものが好きなんです(笑)。

最近食べた、肥後橋(大阪市西区)にあるニューベイブの『とんかつ』はおいしかったです。

 

南(修二)さんとは昼メシを食べに行くことも多くて、それを“食事部”と勝手に名づけています。南さんとの競輪の話は“叱咤激励(しったげきれい)”をいただいている感じですね。僕から語ることは一切なく、一方通行です(笑)。競輪界に入るキッカケとなった先輩・稲川(翔)さんと話をする時も同じ感じです(笑)。

古性(優作)くんも含めて、みなさんが強い選手であることはもちろん、“見る力”もある方々なので、指摘やアドバイスに幾度となく助けられています。

まだまだではありますが、“今の位置”で戦えているのは本当にまわりのおかげです。

 

 

中学生からハタチくらいまでは、ブレイクダンスもやっていました。背中で回る『ウィンドミル』や、頭で回る『ヘッドスピン』などパワームーブ系の技が得意で、大会にも出場していました。

開催中のインタビューや選手紹介で『ラップ』をしているんですが、得意というわけではなく「ここでやったら、おもろいやろうな」と思って始めただけなんです(笑)。初めて披露した日から『ラッパー』みたいな立ち位置になっていますが、印象に残ってもらえているならうれしいです。

常に「何をしたらおもろいか」を考えていますね。その部分に関しては、自信あります(笑)。

 

 

練習環境の良さに感謝

小さい頃から足が速かったので、中学から陸上部に入りました。いつの間にか投てき種目をやるようになり、高校から大学までは円盤投げを専門に取り組んでいました。

僕は陸上でそこまで良い成績を残せていたわけではなかったので、「将来はスポーツで食っていく」という考えは頭になくて。大学2回生の後期から「そろそろ卒業後の進路を考えないと」と思っていて就職活動の準備を始めていました。

そんな時に、高校の先輩のつながりで稲川翔さんと知り合いました。お会いして話を聞くと、自転車競技未経験でもチャンスがあるかもしれないことを知り、すぐに挑戦したいと思ったことを覚えています。

3回生の秋のシーズンまでは陸上に専念し、“適性試験”での競輪学校(現・日本競輪選手養成所)受験に向けて自転車の練習を開始しました。

(円盤投げで培った)瞬発力以外の競輪で必要な“力”つけるのが大変でしたね。自転車は今でも難しいことだらけです。

 

 

S級には(デビューから)2年半で上がりましたが、それからは鳴かず飛ばずの日々が続いている感じです。「うまいこといってるな!」と感じたことは、ほとんどありません。

結果が出ないことに悩むことはありますが、みんながぶち当たる壁ですし、わりと楽しみながら練習やレースに取り組めていると思います。

そう思えるのは練習環境が良いからで、まわりの人たちには感謝しかありません。

若手の自力選手たちも切磋琢磨して強くなってきている最中なので、置いていかれないように頑張っているところです。

 

一昨年あたりから、人の後ろを走る機会も増えて、戦法がガラッと変わってきました。その時に与えられた位置で、自分の走りを全うできるよう心してレースに臨んでいます。

今後は自分のセールスポイントをハッキリと言えるような選手になっていきたいです。

「競輪の道に進んで良かった」と毎日思っています。これからも応援よろしくお願いします!

 

 

岡崎智哉 Tomoya Okazaki

 

1985年6月7日生まれ、大阪府出身

身長166.0cm

登録地は大阪府、ホーム競技場は関西サイクルスポーツセンター

 

2008年 天理大学を卒業

2009年 96期としてデビュー

2014年 S級初優勝

2021年 200勝達成

 

■詳しいプロフィールと出走情報はコチラ

 

 

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