ラグビー断念から競輪へ!TikTokで話題の”BIG MAN” KEIRINグランプリと1億円の夢 藤井優希選手(山口・125期)

2025.12.24

男女合わせて約2,400名いる競輪選手には、さまざまな経歴や趣味を持った選手がいます。『推すスメ!選手インタビュー』では選手個々のプロフィールを、インタビューを通してひもといていきます。

 

今回は山口県・125期、現在27歳の藤井優希選手にインタビューしました。

高校からラグビーを始め、九州共立大学では全国大学ラグビー選手権大会に出場。攻防を前線で支える“フランカー”というポジションで活躍し、社会人チームへの入団が内定するも、試合中に起こした脳しんとうのリスクから取り消しに。

失意のどん底にいたところ、ラグビー出身の三谷竜生選手が『KEIRINグランプリ』を制した映像を見て一念発起。「競輪選手になる」と決めました。

2024年にプロデビュー。 “グランプリ制覇”を夢に掲げ、現在はS級昇級に向けて一歩ずつ前進しています。

「せーの、BIG MAN!」という掛け声で、ファンにインパクトを与えている藤井選手。エネルギッシュで底抜けに明るい素顔に注目しました!

 

 

 

最高の師匠・桑原さん

TikTokで、『西山company』というアカウントをやっています。一番多かった時で10万人のフォロワーがいました!

大学生の時、ちょうどTikTokが流行り始めた頃から動画をアップしていて、当時は街でもよく「写真を撮ってください」と言われていたんですよ。“ドリーム”をつかみましたね!(笑)

今はTikTokから競輪を知ってもらえるように、動画を作って上げていこうと思っています。

「競輪って面白いかも」と思ってもらえる人もたくさんいるはずですから!

 

藤井選手「“西山”は大学時代のラグビー部の先輩の名前です」

 

インタビューやイベントなどでは「せーの、BIG MAN!」という掛け声を使っているんです。

競輪選手になる前にアマチュアを2 年やって、(日本競輪選手)養成所で10カ月過ごし、やっと迎えたデビュー戦。めちゃくちゃワクワクしながらバンクに入ったら、お客さんが2人くらいしか居なくて…。

「俺が目指していたのは、こんな景色じゃない!」と思ったんです。

僕が“BIG”になって、目立つことができれば、レースを見に来てくれる人も増えて、競輪が盛り上がったらいいなという思いで、“BIG MAN!”と言い始めました。

 

「今じゃない。もっと強くなってからやれよ!」とほとんどの人が言いますが、師匠の桑原(大志)さんだけは「お前の人生だから、好きにやれ」と言ってくれたんです。だから胸を張って言い続けています。

桑原さんにはすごく厳しく指導してもらっています。人に言うだけではなくて、自身もそれ以上に練習をされているから、本当にカッコいいですし、尊敬しています。

僕は最高の師匠に出会えました!

 

藤井選手と師匠の桑原大志選手

 

人前で歌うのが好きなんです(笑)。サザンオールスターズの『TSUNAMI』をよく歌います。防府競輪場の『さくら咲まつり』ではトークショーに出演して、森山直太朗さんの『さくら(独唱)』をアカペラで歌いました!

 

 

 

三谷さんの姿を見て体に電流が走った

小学校・中学校はサッカーをやっていたんですが、高校の時にラグビー部の友達と遊びで『1対1(練習)』をやったら“筋が良かった”らしく、ラグビー部に誘われました。

ラグビーはすごく楽しくて、卒業後も続けたいと思って九州共立大学に進学しました。

僕はタックルをするのが好きで、大学3年生からは“フランカー”というポジションに転向。“フランカー”は、全力でタックルする機会も多く、体が強くないと戦えないので、当時は91kgくらいありましたね。

 

 

将来はプロラグビー選手になることを目指していました。「お前じゃ無理だよ」と言う人もいましたが、「諦めたら終わり」という思いでやり続けたら、4年生の時に社会人チームから内定をもらえたんです!

社会人チームの練習に参加するようになり、試合に出られるチャンスも巡ってきました。

『神戸製鋼コベルコスティーラーズ(現・コベルコ神戸スティーラーズ)』との試合にも後半から出場しました。でも、タックルをした時に頭を打ち、脳しんとう…。

僕は体が小さくて、脳しんとうも多く、「藤井は“危ない”」ということになり、大学卒業間近で内定が取り消しになりました。

 

チームのオーナー会社で仕事をさせてもらえる話もありましたが、プロラグビー選手になることを目指していたので「そうじゃない」という思いも強くて。

希望の光を失ったような気持ちになり、しばらくふさぎ込んでいました。

 

そんな僕を心配した大学のラグビー部の監督が食事に誘ってくれて、三谷竜生さんが『KEIRINグランプリ』で優勝した時の映像を見せてくれたんです。

監督は三谷さんと同じ関東学院大学出身。「お前にもチャンスあるぞ!」と言ってくれました。

衝撃だったのは、三谷さんが賞金1億円の優勝パネルを持っている姿を見た瞬間でした。

体内に電流が走ったんです!!「うわ、かっけえ!」と、その瞬間から「競輪選手を目指そう!」と決めました。

競輪のことは全く知りませんでしたが、不安はなかったです。

「人生に不可能はない」ということをラグビーで経験できたのが、今でも自信になっています。

 

 

チャレンジレースからA1・2班級戦に上がると、強い選手も多く、準決勝で負けてなかなか勝ち上がれていません。

気持ちばかり前に行ってしまい、自転車と体と気持ちをリンクさせる難しさも実感しています。

※A級3班の選手が出場するレース

でも、常にレースを走れて、勝ったり負けたりと挑戦できることがすごく幸せです。

こんな刺激的な職業は無いと思いますし、「これ、仕事!?」って思うくらい楽しくて、競輪選手になって本当に良かったと思います。

 

まずはS 級へ上がることを目指しています。師匠と一緒に走りたいです。

そして将来の目標は『KEIRINグランプリ』で優勝すること。でっかい賞金ボードを掲げて、お客さんと一緒に「せーの、BIG MAN!」と言いたいです!!

不可能はないことが証明できるよう、頑張ります!

 

プライベートQ&A

Q:性格

A:太陽!

チャームポイントは笑顔です。

 

Q:家族構成

A:両親と弟、妹がいます。家族仲がめちゃくちゃ良いです!

最近弟に子どもが産まれて、家族がもっと賑やかになりました!

 

Q:好きなNetflix

A:『ブラインド・バンド』。出演者のテンションが大好きです!

 

Q:行ってみたい場所

A:海外に行きたい!ラグビーの遠征で韓国だけ行ったことがあるんですが、それだけでも世界観が変わったので。

アメリカに行って、アメリカ人と交流したいです。絶対フィーリングが合うと思います!

 

Q:尊敬する人

A:桑原(大志)さんと、ラグビー日本代表の竹内柊平さん。

竹内さんは大学ラグビー部の一個上のキャプテンだったんです。ずっと「日本代表になる」と言っていたことを有言実行されて、本当にすごいですよね。

僕は竹内さんに心をアツくしてもらいました!

 

 

藤井優希 Yuki Fujii

 

1998年12月24日生まれ、山口県山口市出身

身長173.0cm、登録地は山口県

 

2019年 全国大学ラグビー選手権大会初出場

2021年 九州共立大学卒業

2024年 125期としてデビュー

 

■詳しいプロフィールと出走情報はコチラ

 

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