寺崎浩平とのラインでスランプから脱出! 石原颯選手(香川・117期)

2026.02.10

男女合わせて約2,400名いる競輪選手には、さまざまな経歴や趣味を持った選手がいます。『推すスメ!選手インタビュー』では選手個々のプロフィールを、インタビューを通してひもといていきます。

 

今回は香川・117期、現在26歳の石原颯選手にインタビューしました。

勉強嫌いで毎日「イヤだな~」と思っていた高校時代、たまたまテレビで『KEIRINグランプリ』を見て、「進路はこれにしよう!」と決めた石原選手。

2020年にデビューすると、翌年1月にS級2班へ特別昇級。特別競輪(GⅠ、GⅡ)や『ヤンググランプリ』にも出場し順調にステップアップするも、2023年は度重なる落車に苦しみスランプを経験。

そんな苦しい状況を脱するキッカケとなったのは、同期で現在はS級S班の寺崎浩平選手とのやり取りでした。

2024年と2025年は44勝し、2年連続でS級最多勝利数を記録。

今年1月末から行われた地元記念(GⅢ『玉藻杯争覇戦in小松島』)では完全優勝でGⅢ初制覇!強風の中、先行し勝ち切る圧巻の走りで、ファンを沸かせました。

プライベートでは家族を大切にする優しい素顔にも注目です。

 

 

 

パパになりました

去年8月に女の子が生まれました。本当にかわいくてたまらないです。最近は一緒に散歩をしたりしています。

ベビー用品を買いに出かけたりもするんですが、デパートの子ども服売り場にある洋服ってけっこう高いですよね。「かわいいからいいか…」と思いながら買っています(笑)。

 

稼いだお金の使い道は、自転車や部品、ケア用品、娘の洋服ですね。

家族と過ごしている時間以外は、練習するか休んでいるかという感じです。

いまは高松競輪場が改修中なので、基本的に一人で練習しています。娘がまだ小さいので、出稽古にもあまり行かないようにしているんです。

やってみると、一人でもなんとかなるものだなと思いましたね。

 

 

 

寺崎浩平選手とのライン

小さい頃は外で遊び回っているような活発なタイプでした。

スポーツ歴は、小学校の頃が水泳、中学からは陸上部に入って、高校では八種競技をやっていました。八種競技を始めたのは、僕が飽き性なので色々な種目ができていいなと思ったからです。

 

勉強は嫌いだったんですが、割としっかり勉強する高校に行ってしまったので、毎日「イヤだな〜」と思っていて。勉強しなくてもいいような進路を探していたんです。

そんな時にたまたまテレビで『KEIRINグランプリ』を見て、「進路はこれにしよう!」と(笑)。

村上義弘さんが優勝した2016年のグランプリで、僕は当時高校2年生。「なれるなら、これがいいな」という、気軽なスタートでした。

 

(日本競輪)選手会の香川支部に連絡すると、競輪学校(現・日本競輪選手養成所)の適性試験を勧められたので高校3年生の時に受験しました。

でも、試験会場に着いた瞬間、明らかにスポーツエリートっぽい人がたくさん居て「こりゃダメだわ」と思いましたね(笑)。

落ちてしまったので、高校卒業後から自転車の練習を始めて、2回目は技能試験で合格しました。

※自転車経験がない人、あるいは他のスポーツから転向した人が対象の試験。

 

 

デビューしてからは思ったよりも早く、S級に上がれました。

でも、S級のレースでは前を取って引いての“カマシ”や“捲り”をしていると、落車することも増えて「簡単じゃないな」と痛感しました。特に2023年は、落車が続いて精神的にもキツかったです。

※先行選手の戦法の一つ。他の選手がスピードを上げないうちに一気にスパートする戦法。

 

転機となったのは、寺崎(浩平)さんとのLINEでのやり取りです。

競走得点も100点を切り、「どうしようか…」と悩んでいた時に寺崎さんに連絡してみたんです。

そのまま「どうしたらいいですか?」とLINEをしたら、寺崎さんから返ってきたのは、「30秒、ワットバイクで全力でもがいとけ」という返信でした。

それから毎日、ひたすらやり続けていたら、調子も競走得点も戻ったんです!落車する危険のある走りをしないためにも、前を駆けても粘れる脚力が付いてきたんだと思います。

復活できたのは、寺崎さんのおかげです。頭が上がらないですね。

 

寺崎さんは去年GⅠを取りました。純粋に「すごいな」って思います。

でも、いつか寺崎さんに勝たなきゃいけませんから。

僕に“カマされたり”、“捲られたり”して負けたら、寺崎さんは“自力”を辞めると言っていたので(笑)、「もうそろそろですよ!」と言っています。

近畿の主砲を“追い込み”選手に転向させるつもりで、僕も頑張っていきたいです。

 

寺崎浩平選手(撮影・石原選手)

 

先日、地元記念で優勝することができました。初めての記念優勝は、やっぱりうれしいです。

初日から3日目までは、いつも通りの走りで逃げ切ることができました。決勝は慣れない“番手戦”だったのですごく緊張しましたが、犬伏(湧也)さんに付いていけて、優勝もできてホッとしましたね。

次は今年最初のGⅠ『(読売新聞社杯)全日本選抜競輪』。しっかり勝ち上がって“ライン”に貢献したいです。

 

 

GⅠでは消極的になってしまい主導権を取れなかったり、周りの選手が全員動けるので、無理に行きすぎると自分が上位に残ることができず、難しさを感じています。でも、いつかGⅠの決勝に乗りたいです。

声援も、毎年のファン投票もすごくありがたく思っています。

これからも頑張るので、引き続き応援していただけるとうれしいです!

 

プライベートQ&A

Q:性格

A:自由な感じ。

 

Q:チャームポイント

A:笑顔(笑)。いつもニコニコしていると言われます。

 

 

Q:好きな食べ物

A:ナンで食べるカレー。開催で前泊をする時はよくインドカレー屋に行きます。

普段は『三ツ星ファーム』や『マッスルデリ』で頼んだ高タンパク、低糖質の弁当もよく食べています。

 

Q:開催中の過ごし方

A:『ONE PIECE』のアニメ。最近は“ワノ国編”を見ました。

全部で1,000話以上あるから、いい暇つぶしになります。

 

Q:愛車

A:一つ前のモデルの『ランドクルーザー(トヨタ)』と『フリード(ホンダ)』。デカい車と、荷物が乗る車です。

いま欲しい車は、『マイバッハGLS(メルセデス・ベンツ)』!乗ってみたいけど、買えないので…。「まあいいか」って感じです(笑)。

 

Q:やってみたい職業

A:デイトレーダーとか、やってみたいです。デスクに座ってやる仕事、カッコいいですよね!お金にも詳しくなりたいです。

 

Q:見た目で気をつけていること

A:脱毛。ヒゲも、足の毛も全部いらないので、最近自分で家庭用の脱毛器を買ったんです。家でバチバチ、レーザーを当てています(笑)。

なんか、めっちゃ薄くなったかも!!と思って、結構感動しています(笑)。

 

 

石原颯 Hayate Ishihara

 

1999年12月4日生まれ、香川県出身

身長170.0cm

登録地は香川県、ホームバンクは高松競輪場

 

2020年 117期としてデビュー

2021年 S級2班に特別昇級、『ヤンググランプリ(GⅡ)』出場

2023年 100勝を達成

2025年 2年連続S級での年間最多勝利数を記録(2024年、2025年ともに44勝)

2026年 地元記念でGⅢ初優勝

 

■詳しいプロフィールと出走情報はコチラ

 

    この記事が気に入ったら
    いいね! してね。

    その他の推すスメ!選手インタビュー

      おすすめの記事