“板前”から競輪選手に転身 3度目の挑戦でつかんだ再スタート・小川真太郎選手(徳島・107期)

2026.04.08

男女合わせて約2,400名いる競輪選手には、さまざまな経歴や趣味を持った選手がいます。『推すスメ!選手インタビュー』では選手個々のプロフィールを、インタビューを通してひもといていきます。

 

今回は徳島・107期、現在33歳の小川真太郎選手にインタビューしました。

和菓子屋の長男として徳島県阿南市で生まれ育った小川選手。競輪ファンだった父や近所に競輪選手が住んでいたことから、競輪が身近にありました。

自転車競技を高校から始めましたが、実家が和菓子屋だったこともあり、調理師免許を取得できて、自転車競技部のある高校を選んだそうです。

3年時に競輪学校(現・日本競輪選手養成所)を受験するも不合格。卒業後は旅館で“板前”として働いていました。

厳しい修行期間を過ごしている中、「競輪選手を目指していたあの頃」を思い出すようになり、再挑戦を決意。3回目の受験で合格し、2015年にデビューしました。

現在はGⅠを制した同期に刺激を受けて、さらなる高みを目指しています。

家族との時間を大切に過ごし、周囲から愛される小川選手の素顔にも注目しました!

 

腕時計を頻繁に買ってしまう

釣り、キャンプ、カメラなど、趣味が多いほうでしたが、子どもが生まれてからは家族と過ごす時間を大切にしています。

今は午前中に練習、午後からは子どもと遊んだり、家事をしている感じです。

3歳の息子と1歳の娘がいます。娘がかわいすぎて、常に顔をくっつけて“スリスリ”しています(笑)。

息子とは虫取りをしたり、磯で魚探しをしたりしています。

息子は魚が好きなので、もう少し大きくなったら一緒に釣りをしたいです。小松島競輪場の裏には釣りができるスポットがあるんですよ。

 

3月に娘の初節句をお祝いしました

 

洋服や小物は汚れてもいいものを選ぶようになったので、あまり高いものを買わなくなりました。

そんな中、唯一集め続けているのが『腕時計』です。頻繁に買ってしまうので、嫁によく怒られています(笑)。

普段から気軽に付けられる時計が欲しいと思っているので、高いものでも200万円くらいです。

ロレックス、チューダー、IWC、ブライトリング、最近はゼニスの『クロノマスター スポーツ』と『エル・プリメロ』を買いました。

『腕時計』はレースを頑張るモチベーションにもなっています。

 

 

 

競輪選手を目指していたあの頃

徳島県阿南市出身で弟と妹がいます。小さい頃はずっと外で遊んでいるような子どもでした。

父親が競輪好きだったことや近所には競輪選手が暮らしていたこともあり、競輪は身近だったんです。

競輪選手が練習しているところを見かけることもあって、「自転車競技をやってみたいな」という思いがありました。

 

実家が和菓子屋だったので、料理を学べて調理師免許が取得できて、自転車競技部があるという理由で、(県立)小松島西高校に進学。自転車競技を始めてみるとすごく楽しくて、「競輪選手になりたい」と思うようになりました。

高校3年生の時、1度だけのつもりで競輪学校(現・日本競輪選手養成所)を受験しましたが、落ちてしまって…。高校卒業後は徳島県内の旅館に就職して、“板前”として働き始めました。

 

“板前”の下積みは厳しくて…。働いている時間もすごく長かったですし、給料は低いし、自分のしたいことも全くできない。

毎日が楽しくなくて。2年目になった頃から、頻繁に部活の時のことを思い出すようになりました。

「競輪選手を目指していた頃は、キツかったけど楽しかったな…」しばらくして、「もう一度挑戦したい」という思いが強くなってきたんです。

仕事を辞めて小松島競輪場で練習をするようになって、3回目の受験で107期として合格できました。

 

 

デビューして1年かからずにS級に上がれました。同期には強い選手が多くて、活躍していることが刺激になっていましたね。

(ホームバンクの)小松島にはビッグレースで活躍されている先輩たちがいたので、「早くGⅠに出たい」という気持ちがすごく強かったです。

 

3年目からはコンスタントにGⅠに出られるようになりました。それから現在に至るまで、GⅠ出場に満足して“それなりに”やってきてしまっている感じがあって。

特にGⅠでは“そこに居るだけの選手”になっていることを痛感しています。この状況を打開して、もっと戦えるような選手になりたいです。

GⅠを優勝した同期の2人(吉田拓矢選手、新山響平選手)を見ていると、本当にすごいと思う気持ちと、「自分とは全然違う」という悔しさもあります。

今年は出場できるGⅠも少ないのですが、まずは一戦一戦を大切に積み上げていきたいです。

目標はGⅢ優勝とGⅠ決勝進出。そしてレースでの存在感があって、期待される選手になることです。

ゴールまで諦めずに一生懸命走りますので、応援していただけるとうれしいです!

 

プライベートQ&A

Q:性格

A:楽観的なほうだと思います。あまり怒ることもなくて、ゆるいタイプです。

後輩も慕ってくれていると思っていますが、ナメられているのかもしれません(笑)

 

後輩の川口雄太が結婚式に呼んでくれて、小松島の選手たちと参列しました

※写真上段左から小川選手、蒋野翔太選手、川口選手、犬伏湧也選手、久田裕也選手
下段左から藤原春陽選手、豊田美香選手

 

 

Q:チャームポイント

A:メガネ。すごいドライアイで、メガネのほうが楽なので。

今日はトム フォードのメガネですが、子どもに何本も折られたので(笑)、普段はもっとカジュアルなものを付けています。

 

 

Q:特技

A: 家事全般。

料理は今でも好きで、和食が得意です。

 

Q:愛車

A:MINIの『クラブマン』。

 

Q:地元の好きな店

A:南小松島にある『ネオポリス』。

唐揚げが美味しいんです!落ち着く、大好きな店です。

店のテレビでは競輪が流れているんですよ。

 

Q:見た目で気をつけていること

A:僕自身は全然気にしないんですが、嫁が美容系の仕事でアイサロンをやっていることもあって、見た目についてすごく指摘を受けるんです(笑)。

髪を切って坊主みたいにした時なんか、「なんだその“板前”みたいな髪!」とか、「そんな髪で男前の人は見たことない」とかめちゃくちゃに言われたので(笑)、うまい具合に整えているつもりです。

洗顔や顔に塗るものなどは、嫁が用意してくれたものを使っています。

 

Q:尊敬する人

A:先輩の小倉(竜二)さんと阿竹(智史)さん。

2人とも言葉で伝えるタイプではありませんが、結果はもちろん、練習に取り組む姿勢など見習うところばかりです。

 

 

小川真太郎 Shintaro Ogawa

 

1992年 6月30日生まれ、徳島県阿南市出身

身長173.0cm、登録地は徳島県、ホームバンクは小松島競輪場

 

2010年 全国高等学校選抜・スプリント2位

2015年 107期としてデビュー

2016年 S級に特別昇級

2022年 200勝を達成

 

■詳しいプロフィールと出走情報はコチラ

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