小6で小倉開催を皆勤!“オタク”すぎる少年時代 21歳で大舞台へ・阿部英斗選手(福岡・125期)
2026.05.20
男女合わせて約2,400名いる競輪選手には、さまざまな経歴や趣味を持った選手がいます。『推すスメ!選手インタビュー』では選手個々のプロフィールを、インタビューを通してひもといていきます。
今回は福岡・125期、現在21歳の阿部英斗(あべ あやと)選手にインタビューしました。
8歳で「競輪選手になる」と決めて、小学6年生の時には小倉競輪場での開催を全て現地で観戦。
久留米競輪場や別府競輪場にも自転車で現地観戦に行き、録画した『坂上忍の勝たせてあげたいTV』を何度も見るくらい競輪に夢中だったそうです。
高校2年生で全国高校選抜大会を制覇し、3年時はインターハイでも優勝。ナショナルチームにも在籍し、全日本選手権や世界選手権でもメダルを獲得するなど輝かしい成績を残しました。
2024年に競輪選手としてデビューし、昨年1月にS級へ上がり、『ヤンググランプリ2025(GⅡ)』にも出場。
今後さらなる飛躍が期待される若手ホープの素顔に注目しました!
優勝賞金でウサギを購入
あまり外出もしないし趣味も無いので、飼っているウサギと遊ぶ時間が一番の癒しです!
去年の『ルーキーチャンピオンレース』の優勝賞金で買いました。
『ONE PIECE』に出てくる海軍大将“黄猿”がカッコ良くて好きなので、名前は“ボルサリーノ”です。メスなんですけどね(笑)。
スタジオで撮ってもらった写真(左)と、小倉競輪場に連れてきた時の写真(右)です
レースで稼いだお金は結構食事に費やしていると思います。
小倉競輪場の近くにある、『花花(かか)』や『牛ちゃん』という焼肉屋さんが美味しくておすすめです!
車は“アメ車”に乗っています。この『(シボレー)カマロ』はもともと、ホイールがインチアップされていたんです。見た目にインパクトがあって気に入っています。

いつか偉大な師匠を超える
幼い頃から自転車に乗るのが好きで、母の勧めもあって4歳からトライアスロンを始めました。
トライアスロンのコーチに「競輪選手のほうが向いている」と言われて、8歳の時に小倉競輪場へ行ってみたんです。
レースでの“競り※”や“ブロック”がすごくカッコよくて!今でも鮮明に覚えているくらい衝撃的な出来事でした。
その日から「将来は競輪選手になろう」と決めました。
※他のラインの位置を奪おうとする戦法
地元の自転車屋さんの練習会に参加するようになってから、小倉競輪場でも度々練習させてもらっていました。
小学6年生になると、小倉での開催は全て見に行くようになり、常連のお客さんや警備員さんにも顔を覚えられていましたね(笑)。
とにかく競輪に夢中で、久留米や別府での開催も自転車で見に行って、家では『坂上忍の勝たせてあげたいTV』を録画して、何度も見ていました(笑)。

中学生の時に出場した自転車の大会で松山学院高校の自転車競技部の監督に誘われて、高校から愛媛に行きました。
ナショナルチームにも在籍するようになって、(日本競輪選手)養成所卒業後もBチーム(育成チーム)で1年ほど活動させてもらいました。
ナショナルチームに所属している選手は本当にストイックで、「常に勝つ」という強い気持ちを持つ大切さを学び、今も生きている部分です。

デビューしてからは“18連勝してS級へ特別昇級する”ことを目指していましたが…。簡単にはいかないですね。
昨年1月にS級に上がってからは“ライン”を大切にするという気持ちが強すぎて、結果的にレースの流れを見過ぎて“ライン”で共倒れしてしまうということが何度もあって…。
脚力をつけ直して、“自力”で積極的に攻めることを意識するようになると、成績も上向いてきて、“ライン”の力が強くなることも分かりました。
今は良い方向に向かっていると思います。

昨年末の『ヤンググランプリ(GⅡ)』では、大歓声の中で走れたことが本当にうれしかったです。
3月の『ウィナーズカップ(GⅡ)』では2勝できましたが、大舞台での弱点も見えました。
今年の目標は、地元のGⅠ『競輪祭』に出場することです。小学生の頃から現地で観戦してきた憧れの舞台に自分も立ちたいです。
そしていつかS級S班になることが大きな目標です。
偉大な師匠(吉岡稔真さん)を超える存在になれるよう、精一杯頑張ります!
プライベートQ&A
Q:仲の良い選手
A:山崎(歩夢)と中石(湊)。ジュニアのナショナルチームで高校生の頃から一緒に過ごしてきました。
山崎は普段、意外とちゃらんぽらんですが(笑)、“やるべき時”には真面目にしっかりとやります。中石は私生活までしっかりしているイメージです。
2人ともすごくストイック。大切な友達であり、良きライバルです!
高校時代の山崎(左)と、中石(右)との写真です
Q:好きなアーティスト
A:『AK-69』と『back number』。
Q:好きな漫画
A:最近は『推しの子』と『ブルーロック』が面白かったです。
開催中に漫画を読むことが多いです。
Q:好きなドラマや映画
A:ドラマ『明日、ママがいない』と映画『秒速5センチメートル』の実写版です。
バッドエンドのものが好きかもしれないです。
Q:最近買ったモノ
A:『ウィナーズカップ(GⅡ)』終わりにそのまま『ルイ・ヴィトン』に行ってトートバッグを買いました!
モノにこだわりは無いほうですが、まだ若いので見栄を張っちゃうこともあります(笑)。
Q:やってみたい仕事
A:競輪の“審判長”!
小さい頃からやってみたいと思っていました。
Q:行ってみたい場所
A:競輪の番組編成室※(笑)。
どういう意図で“番組”ができて、“枠”はどんな選び方なのか、文句があるとかではなくて(笑)、すごく気になります。
競輪に関わるいろんな仕事現場を見てみたいです!
※番組編成:レースごとの出場選手の組み合わせを決定する業務
Q:尊敬する人
A:師匠(吉岡稔真さん)。
前は「(小倉競輪場にある)『吉岡稔真記念館』を塗り替える!」なんて言っちゃっていたんですが、いざ自分も競輪選手として走るようになって、「とんでもないことを言っていたな」と最近すごく思います。
師匠は2年前に病気をされましたが、今は結構元気になられました。いつも「もっとやらんか!」って怒られています(笑)。
師匠・吉岡稔真さんと
阿部英斗 Ayato Abe

2004年 5月23日生まれ、福岡県北九州市出身
身長173.5cm、登録地は福岡県、ホームバンクは小倉競輪場
2021年 全国高等学校選抜自転車競技大会 スクラッチ優勝
2021年 全日本選手権トラックジュニア ケイリン2位
2022年 全国高等学校選抜自転車競技大会 ケイリン優勝
2022年 全国高等学校総合体育大会 スプリント優勝
2022年 ジュニア世界選手権 ケイリン3位
2025年 S級2班に特別昇級
2025年 『ヤンググランプリ2025(GⅡ)』出場
2026年 『ウィナーズカップ(GⅡ)』出場
■詳しいプロフィールと出走情報はコチラ
コンテンツを楽しむだけでポイントが貯まる
ゲームに参加したり、コラムを読んでクイズに答えたりして、
「けいマルポイント」を貯めてポイント数に応じてプレゼント企画に応募できます。
この記事が気に入ったら
いいね! してね。




