「どうやったらナショナルチームに入れますか?」DMで聞いてみました 三神遼矢選手(福島・127期)

2026.08.19

ロードレース『ツール・ド・フランス』の動画を見て、自転車に興味を持った三神遼矢選手。

2025年にデビューし、現在は自転車競技のナショナルチーム(日本代表チーム)にも在籍し、競輪との“二刀流”で戦っています。

これまでの道のりや目標をインタビューしました。

 

福島県いわき市出身。(県立)平工業高校で自転車競技を始め、ロードレースのプロ選手を目指して日本大学へ進学。

ロードバイクの故障がキッカケとなり、試しにトラック短距離種目で大会へ出場し予想以上の結果を残せたことから、短距離種目への転向を決意したそうです。

その後はスプリントで国体(現・国民スポーツ大会)連覇、インカレ優勝という好成績を残しました。

日本競輪選手養成所では卒業記念レースで優勝。S級への昇級や、今後の活躍が期待される次世代のホープです。

インスタグラムでナショナルチームのコーチにDMを送り、現在の道を切りひらいたという“行動派”な一面も。三神選手の素顔に注目しました!

 

 

 

全てが足りていない

中学生の頃、『弱虫ペダル』のアニメを見ていて、ある日、YouTubeで『弱虫ペダル』の関連動画に『ツール・ド・フランス』が出てきたのが自転車に興味を持ったキッカケです。

「自転車ってこんなに速く走れるのか!」とビックリしたり、チームで隊列を組んで走っているのを見て「すごいなー、こんなふうに走るんだ」と思ったことを覚えています。

 

もともと地元の平工業高校に進学しようと思っていて、たまたまそこに自転車競技部があったので、「ちょうど良いな」と思って自転車競技を始めた感じです。

部活はほぼ毎日、いわき平競輪場で練習していて、夏は短距離種目、冬はひたすらバンクを周回する練習を中心に、室内やロードの練習があったり、いろんな種目の練習をしていましたね。

 

 

自転車競技を続けるために日本大学に進学して、当時の目標はロードレースのプロ選手になることでした。

大学2年生の頃、落車してロードバイクが壊れてしまい、しばらく乗れるロードバイクが無かったときに、先輩から「トラック短距離種目をやってみたら?」と言ってもらって。練習をして、試しに大会に出てみたら、意外に良い結果を残すことができたんです。

好きなのはロードレースだったんですが、短距離のほうが自分の体に向いているのかなと思って転向しました。

 

高校の頃から競輪選手の方たちを見ていましたし、大学4年生までがっつり自転車をやっていたので「これしかない」という気持ちと、「競輪でどこまで行けるのか?」という気持ちがあり、競輪選手を目指すようになりました。

 

 

大学4年生の時、ナショナルチーム短距離のジェイソン・ニブレットコーチに、「どうやったらナショナルチームに入れますか?」って、InstagramでDMを送ったんです。

そうしたらジェイソンコーチから、「伊豆(ナショナルチームの拠点)に練習をしに来て、その後、大会に出てみてくれ」と返信をもらったので、その通りやってみたら選んでもらうことができました。

 

高校の時にジュニアのナショナルチームに呼んでもらい、世界選手権に出場する予定だったんですが、コロナ禍で大会が無くなってしまったんです。

その時の“不完全燃焼感”がずっと残っていたので、もう一度世界選手権にチャレンジしたいという思いがありました。

それと、大会でナショナルチームの選手の力を目の当たりにして、「どうしてそんなに強いのかな?」と気になっていたことや、単純にみなさんがカッコ良くて憧れだったというのもあります。

 

今は良い経験をさせてもらっていますが、(太田)海也さんや(中野)慎詞さんと比べると「全てが足りていない」ことを実感する日々です。

ロサンゼルスオリンピックには出たいと思っていますが、“急成長”しないと厳しいので、まずは1日1日を大切にするところから着実に進んでいきたいと思います。

 

2026年『全日本選手権トラック』ケイリン
優勝・中野慎詞選手、2位・三神選手、3位・中石湊選手

 

練習以外の時間は、いつも疲れちゃっているので、家でゆっくり過ごしたり、寝ていることが多いですね。普段は自炊していて、外食はあまりしません。家では同期のレースとか、競輪の中継を見ていることが多いです。

ナショナルチームの先輩たちから誘っていただけることもあります。そういう時は一緒に出かけたり、食事へ行ったりもします。

この前、海也さんの家に遊びに行きました!一緒にごはんを食べて、コーヒーを淹(い)れてくれたりして、楽しかったです。

 

 

S級で活躍できるように

127期の卒業記念レース優勝時

 

養成所にいた頃はデビュー後すぐに18連勝で特別昇級して、S級で戦う姿を思い描いていました。

実際は9連勝がかかったレースで負けてしまって…。「脚力だけでは勝てないんだな」ということが分かりましたし、それまで“捲り”ばかりだったので、他の選手に読まれていたこともあり、奥が深いことを痛感しました。

 

その後は“先行”することを意識するようになり、去年の12月くらいから、ちょっとずつ噛み合ってきて。だんだん“先行”がうまくできるようになってきたかなと思います。

師匠(金成和幸選手)や海也さんからいろいろなアドバイスをもらいながら、レースに生かしているところです。

 

すでにS級になった同期もいますし、だいぶ出遅れちゃっているんですけど、早く追いつきたいという気持ちが大きいです。

目標は、S級で活躍できる選手になること。これを言うと、記者さんから「もっと大きい目標を言ってくれ」と言われるんですけど(笑)。

応援してくれる方々の期待に応えて、車券に貢献できるように頑張ります!

 

 

プライベートQ&A

Q:性格

A:のんびり。マイペース。

レース前は、集中するようにはしています(笑)。

 

Q:好きなアーティスト

A:『サカナクション』が好きで、よく聞きます。

 

Q:好きな場所

A:この前、海を眺めたくて沼津の海に行ってきたんですけど、結構きれいでした!おすすめです。

 

Q:よく見る動画

A:競輪中継。

最近、『チェンソーマン』を見てみたいなと思っています。

 

Q:やってみたい仕事

A:湖の近くで、ハンバーガー屋さんをやりたいです!

 

 

三神遼矢 Ryoya Mikami

 

2002年1月5日生まれ、福島県いわき市出身

身長182.9cm、登録地は福島県、ホームバンクはいわき平競輪場

 

2020年 日本大学入学

2022年 国体(現・国民スポーツ大会)・スプリント1位

2023年 国体、インターカレッジ・スプリント1位

2025年 日本競輪選手養成所の卒業記念レースで優勝、競輪選手としてデビュー

2026年 ジャパントラックカップⅠ・スプリント2位

2026年 全日本選手権トラック・ケイリン2位

 

■詳しいプロフィールと出走情報はコチラ

 

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