四日市競輪場勤務から選手へ転身! “S級” 3兄弟の次男・佐々木眞也選手(神奈川・117期)
2026.10.28
2020年にデビューし、約1年でS級に特別昇級。2024年にはGⅢ初優勝。昨年は全ての特別競輪(GⅠ、GⅡ)に出場し、今年は兄とGⅡで連携するなど、毎年着実に戦うステージを上げている佐々木眞也選手。
父は元競輪選手で自転車競技ナショナルチームのコーチを務める佐々木龍也さん。兄は龍選手(109期)、弟は和紀選手(117期)という競輪一家の次男です。
高校・大学は自転車競技の中距離種目の選手でした。大学卒業後は、好きだった競輪に携わりたいと、競輪場の運営を担う会社に就職。配属先は四日市競輪場でした。
しかし「このままでいいのかな?」という気持ちが募り、選手への挑戦を決意。会社員からの転身で競輪選手になりました。
プライベートでも仲が良い佐々木兄弟。家族との関係性や眞也選手の素顔に注目です!

尊敬する父
子どもの頃からずっと横浜(市)に住んでいます。
去年結婚して、まだ1歳になっていない子どもがいるんですが、すごくかわいいですね〜。家では子どもと遊んだり、ゆっくり過ごしていることが多いです。
僕は4人兄弟で、一番上が姉、次に龍、僕、和紀です。兄弟とは仲が良いと思います。練習後に兄弟と温泉やサウナに行くこともよくありますよ。川崎競輪場の近くにある『ゆいる』がおすすめです!
(兄の)龍は話が上手で、「いつも面白いな~」と思っています。僕とは全然違うタイプです。(弟の)和紀はいつもちょけてます(笑)。
今の愛車はベンツです。小さい頃から家には父の車がいろいろあったので、「選手になったらいい車に乗りたい」と思っていました。身の丈に合う車に乗ろうと思っていて、いつかベンツのランクが高い車に乗りたいですね。
「このアルマーニのポロシャツは、両親が誕生日にくれました。色も良くて、気に入ってます!
うちの兄弟って昔から毎年、誕生日プレゼントを贈りあうんです。欲しいものを聞いたりして、お互い渡しています」
松谷(秀幸)さんと僕たち兄弟のグループで練習をやっています。
父は全員のレースを見て、一人一人の足りない部分を洗い出して、アドバイスをくれます。父を尊敬していますし、信頼しきっていますね。
デビューしてからずっと父に言われ続けているのは、「全員が1着を目指している中でどう勝つか、勝つためにどういう戦法を取るか」という、勝負に対する姿勢についてです。
そのレースで何をできるかということをよく考えながら走り、開催後にはアドバイスをもらい、それを次に生かすということをやり続けています。
GⅠでの経験を積んで勝ち上がりたい
小さい頃から競輪は身近な存在でしたし、好きでしたね。
高校から自転車競技を始めたのは、競輪選手を目指してではなく、龍が自転車競技をやっているのを見て、自分も乗りたいなと思ったからです。
大学に進学した後も、競技を続けました。

日本大学時代。写真右下が佐々木選手
卒業後すぐに競輪選手になる道も考えましたが、中距離種目をメインにやっていたので、自分の脚力を考えると日本競輪選手養成所に一発合格は厳しいかなと思っていて。でも、ずっと好きだった競輪に携わりたかったので、公営競技の運営を担う日本トーター株式会社に就職しました。
配属先は四日市競輪場。投票所で主に車券の発売・払戻し機の管理とトラブルへの対応を担当していました。
入社当初から「競輪選手を目指さないの?」と言われることも多々あって。最初は何とも思わなかったのですが、だんだん「これでいいのかな?」と自問自答することが増えてきたんです。
「やっぱり選手を目指そう!」と決心したのは、四日市(競輪場)に龍や松谷さんが来て、生でその走りを見たら、すごくカッコ良くて。
「やっぱり自分もやりたい」という気持ちが強くなりました。
お恥ずかしいんですが、結局会社員をやったのは4カ月なんです。でも、デビューする時には四日市(競輪場)の同僚だった皆さんが横断幕を作ってくれたんですよ。
短い間でしたが貴重な経験をさせてもらえましたし、温かい方々ばかりでした。
退職後は地元に戻って、弟と1年間一緒に練習して、2人で117期生として合格できました。

デビューしてから1年ほどでS級に上がりました。壁にぶつかりながらですが、比較的順調に上がれたと思います。
2024年は前に進めた1年でした。1月にS級初優勝、4月にGⅠ初出場、9月にはGⅢ(青森記念)で初優勝。
青森記念の決勝はS級S班の選手もいて、僕は“単騎”でしたが、ほかの“ライン”も強力だったなか、「タイミングがあれば仕掛けよう」という気持ちがうまく噛み合った感じでした。
周りが僕以上にビックリしていましたね(笑)。家族も松谷さんも、すごく喜んでくれました。
去年は特別競輪に全部出場できましたが、上位とは脚力差があり、技術面も全然足りず、毎回“弱い”と痛感させられます。
GⅠでの経験がもっと必要ですし、まずは出場することが目標でもあります。そこから予選を上がり、準決勝や決勝に進めるように。一つずつ上がっていけるように、これからも頑張っていきます!
プライベートQ&A
Q:性格
A:マイペースですね。
「自分のペースだよね」とか「他人に興味ないよね」と言われます(笑)。

Q:好きな食べ物
A:スープカレー!
Q:仲の良い選手
A:兄弟と同期。開催中に会うとよく話します。
静岡の道場晃規とか、仲が良いと思います。
Q:最近見た映画
A:『栄光のバックホーム』。
僕も中学まで野球をやっていたので見てみたら、すごい良かったです。
Q:好きな曲
A:大事MANブラザーズバンドの『それが大事』。
大学の時、大会でレースを走る前に自転車競技部の監督さんが僕を勇気づけるために聞かせてくれました。すごく思い出に残っている、大切な曲です。
佐々木眞也 Shinya Sasaki

1994年 8月9日生まれ、神奈川県横浜市出身
身長169.5cm、登録地は神奈川県、ホームバンクは川崎競輪場
2015年 国体(現・国民スポーツ大会)・4km団体追抜き優勝
2016年 全日本自転車競技選手権大会・スクラッチ2位
2017年 日本大学を卒業、日本トーター株式会社に就職
2020年 競輪選手としてデビュー
2024年 青森記念でGⅢ初優勝
2026年 GⅡ『共同通信社杯競輪』で兄・龍選手と初連携
■詳しいプロフィールと出走情報はコチラ
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