坂井洋&小原佑太115期スペシャル対談/「力のミナモト」
2019.10.21


今回のミナモトは初のスペシャル対談!
今年7月にデビューして、即特別昇班を決めた期待のルーキー115期の坂井洋選手(左)と小原佑太選手(右)がぶっちゃけトーク!?
大学時代からのライバルだからこそ話せる秘話満載でお届けします。



久しぶりの競輪学校(現:日本競輪選手養成所)の教室はいかがですか?
坂井選手・小原選手「もうここには二度と来ないと思っていました(笑)」

高校時代から自転車部の坂井選手と小原選手。
名門・作新学院の出身でインターハイ上位常連の坂井選手に対し、高校時代は無名選手だった小原選手。
坂井選手「高校のときは(小原選手のことを)知らなかったんですよ正直」
坂井選手は高校時代に叶えられなかった日本一実現のために日本大学に進学。一方小原選手は地元の青森を離れ岐阜県の朝日大学に進みました。
そして大学2年生の時に2人は出会います。

大学に入りメキメキと頭角を現してきた小原選手の走りを見て
坂井選手「なんだこいつ!って思いました」

小原選手「高校生の時から坂井と、野上(同じ115期)がインターハイの決勝でバチバチ戦ってきているのを見ていたので、僕は坂井のことは知っていたんですけど。大学2年生の大会でケイリンの決勝に一緒に乗って、坂井から話しかけてもらった時が、仲良くなったきっかけでしたね」

互いに切磋琢磨し合い、迎えた大学最後の年の全日本大学対抗選手権、通称インカレ。

坂井選手(日本大学)はチームスプリントで優勝、スプリントで優勝!夢の3冠をかけ、ケイリン決勝に臨みます。

3冠バージョンのインタビューまで用意していた坂井選手に対して小原選手(朝日大学)は虎視眈々とケイリンでの優勝を狙っていました。

小原選手「もう坂井しかマークしてなかったですね。ケイリンの決勝はもう坂井と僕のゴール勝負だと思ってた」

そして結果は小原選手の優勝!

坂井選手「見てください、このシケた顔(笑)時間が戻せるなら戻したいですね」
小原選手「実は僕はできることなら日大に行きたかったんです」
坂井選手「もし小原が同じ大学にきていたら、僕はケイリンに出られなかったかもしれないです」

2人は2018年に115回生として競輪学校(現:日本競輪選手養成所)に入学。
そして2019年7月にプロとしてデビューしました。

ここからはフリップ質問コーナー
坂井選手、小原選手互いに相手をどう思っているか質問してみました。
――相手にイラッとしたことは?
坂井選手「自分は小原にイラっとしたことないですね」と、優しい坂井選手!
小原選手「僕はありますよ!問題のゲロ袋事件ですね。750m全力で走る練習が一番しんどかったんですけど、いつでも吐いていいように袋が用意してあって、吐くのは仕方ないんですけど、それを見せびらかしてくるんですよ!」
坂井選手「袋の温もりを感じてほしくて・・・(笑)」
小原選手「マジかこいつ!って思ってあれだけは忘れないですね」

――互いにスゴイと思うことは?
小原選手「坂井の勝負勘ですね。ここで行かないと間に合わないってところで絶対に行けるところです」
坂井選手「3日前に“明日9秒出す”と言って昨日ちゃんと9秒台を出したところ。ジャパントラックカップの初日は10秒台だったのをツイッターで明日は9秒台出すって言って、その次の日に本当に9秒台を出して予選を上がったんですよ。いつも宣言して有言実行するところがすごいです」

いよいよ最後の質問!
――今後相手がどんな選手なると思いますか?

坂井選手「小原はオリンピックでメダルを獲る選手になると思います!でも・・・メダルの色は書かないです!自分が金メダルを取りたいので(ニヤリ)」

小原選手「坂井はオリンピック・グランプリレーサーに絶対なってくれると思います!・・・でも優勝とは書かないですね。僕が優勝するんで(ニヤリ)」
ここでもバチバチ!いいライバルですね~!
そんな2人の力のミナモトは?

坂井選手「僕の力のミナモトは“コーヒー”です!開催前は豆屋さんにいって、今開催はこれにしようかなぁとか考えたりそれも一つの楽しみですね」

一方小原選手の力のミナモトは
小原選手「僕の力のミナモトは包丁です」
坂井選手「サイコパスですねぇ(笑)」
小原選手「誤解してほしくないのは、包丁はこだわって関の包丁を買ったんですけど、手の込んだ料理を作りたくて。魚をさばく時とかに前に持っていたステンレスの包丁とは全然違いますね」

そして何より1番の力のミナモトはライバルの存在!
小原選手「意識し合っているので、お互い結果を出せば自ずと自分のモチベーションにもつながってくると思います」
坂井選手「練習の時3本で妥協しそうになったときも、いや小原は4本、5本やってるなって思って本数も増やしたり、すごいモチベーションになります。2人で“競輪”と“競技”を盛り上げて強くしていきたいので、これからも2人で頑張っていきたいですね」
「G1決勝の常連者になりたいby坂井洋」「世界の自転車ファンを魅了する選手になりたいby小原佑太」
大きな夢を語ってくれた今年デビューのビッグルーキーにこれからも注目です!
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