男子オムニアム / 橋本英也選手

2018.11.22

オリンピックは自転車競技を知ってもらうための起爆剤

――二足ならぬ三足のわらじ
自転車競技はまだまだマイナースポーツです。皆さんが自転車で知っている選手といえば、中野浩一さんですよね。その他の選手の事はほとんどの方が知らないと思います。
また、中野浩一さんイコール「競輪」のイメージですよね。

僕は競輪選手であり、トラック競技にもロードレースにも出場している「自転車競技」の選手です。橋本英也は「自転車競技」をやっている選手なんだと、皆に知ってもらいたいです
皆に知ってもらえるようなメジャー選手になるためには、オリンピックが1番重要な舞台です。東京オリンピックでは金メダルを獲りたいです。

東京オリンピックが起爆剤となって、もっともっと自転車競技を知ってもらうことが目標です

その為にワールドカップで活躍して、オリンピックに繋げていきたいです。

 

 

――オムニアムで「競輪」の経験が活かせる
第1種目のスクラッチは「競輪の距離が長くなったバージョン」と考えてもらえればと思います。1着でゴールするために、ラスト10周の位置取りの激しさやゴール前のスピードは「競輪」での経験を活かすことが出来ます

第2種目のテンポレースはまだ比較的新しい種目(東京オリンピックで初実施)です。周回ごとに先頭の選手にだけ点が与えられる種目なので、レース展開を読むことが必要になってきます。

第3種目のエリミネーションが見ていて一番わかりやすい種目だと思います。1番後ろの選手が規定周回ごとに1人どんどん降ろされていきます。この数センチの勝負を見て欲しいです。

最終種目のポイントレースは10周に1回ポイントが加算されるので、何回もスプリントを繰り返します。ココでも「競輪」での経験を活かすことが出来ます

「競輪」はギャンブルですがスポーツです。「競輪」も含めて自転車競技をたくさんの人に観てもらいたいです。

生涯スポーツとして自転車を楽しめる社会に

競技を盛り上げるのも大切ですが、もう一方ではたくさんの人にもっと自転車に乗ってもらいたいと思っています。
日本はヨーロッパなどに比べるとサイクリングしている人や自転車を楽しんでいる人が、まだまだ少ないと感じています。
僕は自転車に乗る人が増えて、生涯スポーツとして自転車を楽しんでもらえるような社会になったらいいなと思っています。

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