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KEIRIN報知 11月号

2019.12.04

※この記事は2019年11月30日付けのスポーツ報知に掲載されたコラム「KEIRIN報知」です。

 

 

羽ばたけ 競輪で 五輪で 広がるガールズの輪

未来のオリンピアン、ガールズケイリンレーサーが集結。

トラックにおける自転車のスキルアップをテーマにした「ガールズサテライトキャンプ」が、22~24日の日程で福島・いわき平競輪場で行われた。

今回が3度目で参加者は11人。

天候には恵まれなかったが、必死にペダルをこぎ続ける彼女たちの熱気でバンクはムンムンだった。

 

小雨の中、バンク練習に励む参加者

 

 

3度目の「サテライトキャンプ」10代11人が参加

バンクの恐怖克服

2010年に始まったガールズサマーキャンプ。

静岡・伊豆市の日本競輪選手養成所をメイン会場に、東京五輪の会場でもある「伊豆ベロドローム」でトレーニングも行う。

しかし場所が静岡だけに、遠くからの参加者は少なかった。

「もっと近くでやってもらいたい」との声を受け、昨年4月、佐賀・武雄競輪場で第1回のサテライトキャンプが開かれた。

今年2月は広島競輪場。

そして今回はいわき平競輪場が会場になった。

 


初々しい11人の参加者たち。この中からオリンピック選手が誕生するかも

 

 

気温10度を下回る中、集まった14歳から18歳までの11人。

過去2回に比べ参加者は少なかったが、寒さを感じさせない元気な声が響いた。

優しく親切なスタッフのもと、自転車整備を笑顔で行う。

少数精鋭なだけに、いつも以上にスタッフの目も行き届く。

トラック用の自転車に乗ったことのない参加者でも、すぐに乗れるように指導してくれる。

初めて見るバンクの傾斜に声を失う参加者もいたが、少し乗れば、恐怖はなくなる。

恐怖がなくなるどころか、笑顔でバンクを駆け巡っている。

のみ込みの早さに驚くばかりだ。

 


ローラーに乗るのは初めてだった参加者も。しかしあっという間にうまくなった

 

 

食事も楽しみのひとつだ。

食べ盛り、育ち盛りの11人は、朝、昼、晩とカロリー計算ばっちりの食事=写真=に舌鼓を打つ。

仲間とワイワイやりながらの食事は、おいしい。

 

 

 

食事メニュー(一例)

朝 焼き鮭、温泉たまご、ソーセージ、納豆、漬け物、ご飯、みそ汁

昼 野菜ラーメン、半チャーハン

夜 チキンソテー(ブロッコリー、コーン添え)、さんまのポーポー焼き(いわき市の郷土料理)、塩ナムル、みそ汁、厚焼きたまご、ご飯

 

 

 

夕飯が終わるとミーティング。
ただ自転車に乗れればいいというわけではない。
「女子アスリートのためのコンディショニング講座」。
眠たい目をこすりながら必死にメモを取る。
一流のアスリートを目指すためには、必要なことだろう。

 


夜のミーティングでは眠たい目をこすりながら必死にペンを走らせた

 

 

1日のスケジュール(23日)
午前 6時30分 起床
7時 各種測定、体操
7時30分 朝食
9時〜11時30分 トレーニング
午後 0時 昼食
1時30分〜4時30分 トレーニング
5時 入浴、リカバリー
6時 夕食
7時〜8時 ミーティング(女子アスリートのためのコンディショニング講座・自転車競技編)
8時 入浴、リカバリー
10時 就寝

 

 

原石発見!!ガンバレ~!!野木さん

バレー強豪校主将

ひとりだけ輝きが違って見えた。
かれんな瞳の奥にある勝負師の目。
それもそのはず野木樹里奈さん(17)は、バレーボールのエリートコースを歩んできた。

現在、福島・磐城第一高3年生。
バレーボール部の主将・セッターとして活躍していた。
インターハイ、春の高校バレー(全日本バレーボール高等学校選手権)にも出場するなど、同校は県内でも有数のバレーボール強豪校だ。
20日に行われた春の高校バレー予選で敗退し、引退した。
「実はこのキャンプに申し込んでいたのを知らなかったんです。父(直樹さん)が勝手に申し込んでいて」。
実は直樹さん、競輪選手になりたかったとのこと。
それが親の大反対に遭い、泣く泣く断念した。
自分の夢を娘に託した。
20日にバレーボールから離れた樹里奈さんだけに、このキャンプで初めて自転車に乗った。
「最初は怖かったですね。バンクの傾斜もすごくて。でもいろいろな人と接することができて楽しかった」。
ポテンシャルの高さはすでにバレーボールで証明済み。
日に日に姿勢も目つきも変わっていった。

 

 

「夢は五輪出場!!」

目標は五輪出場だ。
「夢ですが、もし自転車競技を続けるなら出てみたいです」と目を輝かせた。
将来、進むべき道は決まっていない。
しかし、今回のサテライトキャンプに参加して、自分の可能性が広がったことを感じたはずだ。

 

ポテンシャルの高さはバレーボールで証明済み。夢は五輪出場だ

 

<野木樹里奈>(のぎ・じゅりな)
2001年12月15日、福島・いわき市生まれ。17歳。
小学校からバレーボールを始め、全国大会にも出場。
趣味は音楽鑑賞(K-POP)。好きな食べ物はフルーツ全般で、苦手な食べ物はきゅうり。
159cm、58kg。血液型B。

 

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