2021年3月30日付けのスポーツ報知に掲載されたコラム「KEIRIN報知」。119、120期生のデビューまであと1か月。男女ともに5月1日の静岡「ルーキーシリーズ2021」から初陣を迎える。在所1位の吉川美穂を筆頭に、卒記クイーンに輝いた西脇美唯奈ら個性豊かなメンバーがそろっている。ガールズ10期生21人のプロフィルを紹介。そして、男子からはナショナルチームでも活躍している新村穣にスポットをあてた。

【KEIRIN報知】新村穣 二刀流実らせる

2021.04.03

※この記事は2021年3月30日付けのスポーツ報知に掲載されたコラム「KEIRIN報知」です。

 

いよいよ119、120期生のデビューまであと1か月。

男女ともに5月1日の静岡「ルーキーシリーズ2021」から初陣を迎える。

在所1位の吉川美穂(28)=和歌山=を筆頭に、卒記クイーンに輝いた西脇美唯奈(19)=愛知=ら個性豊かなメンバーがそろっている。

 

今回はレース前の予習という形で、ガールズ10期生21人のプロフィルを紹介。

そして、男子からはナショナルチームでも活躍している新村穣(27)=神奈川=にスポットをあてた。

 

(取材・構成=冨本慶介)

 

 

◆先行勝負基本

 

ナショナルチーム中距離の強化指定選手Bに選ばれている新村も、将来を嘱望されている1人。

昨年、前橋で行われた全日本自転車競技選手権大会トラックレースのスクラッチで銀メダルを獲得。

 

卒業記念レースでは勝ち上がりこそ逃したが、徹底先行を貫き、自分のスタイルを崩さなかった。

強い気持ちと強じんな脚力を武器に、南関東地区の一員として戦っていく。

 

競輪選手を目指したきっかけは「自転車競技を続けられる仕事を探していた際に、自分の意思次第で両立することも可能で、競技の力を上げていくことができる職業だと考えたから」。

 

すでに27歳と業界としては若くはないものの、自転車にかける思いは熱いまま。

「新型コロナウイルスの影響もあり、平時ではない中でいろいろな方に支えてもらって選手になることができた」と、これからは自転車を通してお世話になった方々への感謝を示していく。

 

掲げる目標はパリ五輪への出場と、地元記念V。

目指す頂は高く遠いものだが、努力を怠らず、養成所を卒業後も日々研さんを積んでいる。

 

「競技と競輪の両立は簡単なことではないが、夢で終わらせるつもりはない。やるべきことを全力でやって、いただいた機会を逃さないこと」と、二足のわらじでの結果を求める。

 

デビュー戦を迎える心境は「とても楽しみな気持ちでいっぱい。一方で卒業してからも課題がたくさん見つかっている。期待を裏切らないよう必死に走っていくだけ」。

 

ナショナルチーム仕込みの華麗な走りを、全国のファンに披露する。

 

<新村穣>(しんむら・みのり)

1993年10月16日生まれ、神奈川県出身、27歳。法大卒。
177センチ、74キロ。
血液型AB。
ホームは川崎。師匠・小原太樹。

 

 

◆特別選抜試験組窪木に注目

 

女子に負けず劣らず、男子も逸材がそろった。

 

在所1位の犬伏湧也(徳島)は、卒業記念レースの優勝こそ叶わなかったが、連日見せたスピードは目を見張るものだった。

「基本的にはまくりが持ち味ですけど、先行しても残れるような選手になりたい。競輪の世界に入るきっかけになった、小倉竜二さんの前で走ることが目標」と、目を輝かせる。

勢いある中四国勢の一員として、将来が楽しみな存在だ。

 

特別選抜試験で入所した窪木一茂(福島)にも注目が集まる。

夢は、S級に上がっての五輪出場。

現在はトラックレース中距離の男子エリートで強化指定Aに属し、パリ五輪出場へとまい進中。

これからは競輪と競技で2足のわらじを履いていく。

 

他にも、在所4位の石塚慶一郎(和歌山)はS級で活躍する兄・輪太郎の後を追って競輪界に飛び込んできた。

吉田有希(茨城)は、特別競輪でも活躍する拓矢と、S級で奮闘している昌司の弟。

いずれの若者も、秘める才能は折り紙付きだ。

 

 

◇ルーキーシリーズ2021の開催場

静岡ナイター(5月1〜3日)
名古屋(5月8〜10日)
大宮(5月21〜23日)
和歌山(6月4〜6日)

 

 

◇第119期生競走成績◇

 

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