デイリースポーツ「KEIRIN屋」で新人選手を特集!
2019.07.08
※この記事は、2019年6月28日付けのデイリースポーツ「KEIRIN屋」に掲載されたものです
今回のケイリン屋は、7月に各地でデビューを迎える115、116期の新人選手を特集する。
ガールズの注目は山口伊吹選手だ。
撮影:高石航平
愛らしいルックスだけではなく、実績も申し分ない。
在校成績は堂々の1位。卒業記念レースは決勝2着に敗れたが、在校成績1~7位で争われた『ガールズケイリン ニューカマーレース』(6月16日・岸和田)をまくりで優勝。
デビュー前に評価も急上昇だ。
1999年生まれの19歳。まだまだ線の細さは気になるが、軽快なダッシュと俊敏な自在性は在校中から目立っていた。
兄(山口龍也選手・111期・A3)が競輪選手として活躍している。
「兄が自転車競技をしていたことが選手を目指すきっかけ。小学6年生のときにガールズケイリンが始まったときからガールズケイリンの選手になることを考えていた」。
中学時代は陸上部に所属しながら、休みの日には兄の所属する高校の自転車部で練習を積み、高校時代は自転車競技に没頭。
夢をかなえるために努力は惜しまなかった。
「デビュー後の目標はガールズグランプリに出場すること。まくりには自信がある。師匠や家族に練習を見てもらっているので、いいレースを見せていきたい」と力強く語る。
ガールズのトップレーサー・小林優香選手、児玉碧衣選手(ともに福岡)を輩出した九州からニューヒロイン誕生の予感がする。(記者:松本直)
◆ 山口選手が紹介されたデイリースポーツの記事はコチラ
デビュー戦で1着を目指す鈴木樹里選手にも注目。
在校成績は2位で、卒業記念レースでは優勝とポテンシャルは高い。
『ガールズケイリン ニューカマーレース』では山口選手に続き2着。
「まだまだ足りない。帰ってすぐ練習します」と悔しさをにじませた。
デビュー戦は地元の豊橋(7月10~12日)。
「身近な目標は豊橋での1着。長所のダッシュを磨いてデビュー戦に臨みたい」。
伸びしろを残す19歳の活躍に期待だ。
選手プロフィール
山口伊吹(やまぐち・いぶき)
1999年8月24日生まれ。19歳。長崎県松浦市出身。県立鹿町工高卒。日本競輪学校での成績は1着32回、2着8回、3着4回、着外6回。在校成績1位。師匠は佐藤幸治(92期)。161センチ、55キロ。
鈴木樹里(すずき・じゅり)
1999年10月28日生まれ。19歳。愛知県新城市出身。私立桜丘高卒。日本競輪学校での成績は1着26回、2着11回、3着6回、着外6回。在校成績2位。師匠は小林信晴選手(83期)。152センチ、57キロ。
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