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デイリースポーツ「KEIRIN屋」低迷期に終止符!!今年こそ行くぞ!!広島勢!!

2019.10.31

自衛官から女王へ―実現のとき 吉岡詩織

自転車競技未経験

自衛官から競輪選手に転身と異色の経歴を持つ吉岡。

男子では稲垣裕之(京都)、緑川修平(福島)などの例があるが、ガールズケイリンでは彼女が初めてのケース。

「兵庫県伊丹市の陸上自衛隊千僧駐屯地にいました」と敬礼しながら明かす。

 

4年3カ月も国を守る仕事をこなした。

当時はこれといった趣味はなく「梅田とかに遊びには行きましたけど、いつもはテレビを見るくらいで、休日は引きこもることが多かったですよ」。

競輪選手を目指すきっかけは、3年前に広島帰省時。

「広島競輪に菊地亜美さんが(イベントで)来るって聞いたので、足を運んでみました。そこで初めてレースを見たんですよ。すごい迫力に圧倒されました」。

自転車競技未経験の吉岡だったが、自分もバンクでファンを魅了したい一心で、陸上自衛隊を退官後、猛練習に励んだ。

 

 

18年5月、日本競輪学校(現:日本競輪選手養成所)に入学。

外部と連絡も取れないうえ、過酷な状況でトレーニングを行うが、自衛官だった吉岡は「自衛隊の訓練を思い出したら、競輪学校(現:日本競輪選手養成所)の練習はそこまでキツくはなかったです」と笑い飛ばす。

 

 

初戦に完全V

在校成績は3位。

だが、デビュー後にいち早く優勝を飾ったのは吉岡だった。

初戦の和歌山で完全優勝。

8月の川崎でも完全優勝を飾ったことで、ガールズグランプリ2019トライアルレース(11月19~21日・小倉)出場を決めた。

 

「思った以上に先行できていないです」と現状を分析する吉岡。

「すぐに結果を追い求めるのではなく、力をつけたいです」と言うものの、トライアルで優勝すれば、無条件でガールズグランプリ2019(12月28日・立川)に出場できる。

 

自衛官からケイリン女王へ―。吉岡はそれを実現するため、年末へ猛然とスパートする。

 

自衛官出身らしく敬礼が決まっている吉岡詩織

 

吉岡詩織(よしおか・しおり)

1994年9月30日生まれ、25歳。広島県江田島市出身。市立広島商高卒。
163cm、62kg。
日本競輪学校(現:日本競輪選手養成所)116期生として、2019年7月に和歌山でデビュー。いきなり優勝を飾った。
通算獲得賞金額は327万7000円(10月28日現在)。

 

 

◆ ガールズ賞金ランクベスト15

1 石井 寛子 1589万6000円
2 児玉 碧衣 1553万9000円
3 石井 貴子(106期) 1378万6000円
4 佐藤 水菜 1216万7100円
5 梅川 風子 1197万8000円
6 小林 莉子 1118万3100円
7 尾崎  睦 1104万3300円
8 奥井  迪 1091万6000円
9 梶田  舞 1032万8100円
10 長澤  彩 972万6000円
11 山原さくら 971万8100円
12 細田 愛未 968万5000円
13 大久保花梨 857万100円
14 柳原 真緒 842万5600円
15 荒牧 聖未 825万9000円
106 吉岡 詩織 327万7000円

※10月27日現在

 

 

 

グランプリ、ガールズグランプリ出場条件
KEIRINグランプリ(12月30日・立川)の出場枠は「9」。
今年のGⅠ覇者は優先出場で、残りはGⅠ・競輪祭(11月19~24日・小倉)終了時の賞金上位者が出場する。
現在、賞金ランク9位の松浦はボーダー上。
ガールズグランプリ(12月28日・立川)の出場枠は「7」。
ガールズグランプリトライアル(11月19~21日・小倉)優勝者2人と同トライアル終了時の賞金上位者の計7人が出場。
吉岡はトライアル優勝のみがガールズグランプリ出場の条件。

 

 

 

競輪創成期に広島支部隆盛も90年頃から…

競輪創生期の1950年代は古田泰久(引退・故人)が広島勢をけん引。

当時はグレード制がなく、GⅠにあたる全国都道府県選抜競輪を4回も制した。

その後は木村一利、藤井久之(ともに引退)などが特別競輪でも優勝戦線をにぎわし、現役では佐古雅俊和田誠吾工正信らがGⅠなどで激走した。

 

1989年にKEIRINグランプリ出場要件を満たしていた工だったが、日本競輪選手会と全国競輪施行者協議会で賞金面で対立したため、グランプリはまさかの中止。

90年に「スーパープロピストレーサー賞」として代替開催されたが、工はその後のグランプリに出場できず、悲運のレーサーとして名を刻んだだけだった。

 

近年は岡山、山口でS級S班の選手を輩出するなど、中国勢が実力の底上げに成功。

四国勢も好調で、広島勢も影響されて成績は上昇。

今年は松浦悠士が獲得賞金ランク上位に入り、ガールズでは吉岡詩織がラストチャンスのトライアルに出場。

広島勢にとって、大チャンスといえる。

 

 

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