デイリースポーツ「KEIRIN屋」日野未来特集
2021.11.07

※この記事は、2021年11月3日付けのデイリースポーツ「KEIRIN屋」に掲載されたものです
デイリースポーツ「KEIRIN屋」
グラドルから転身、雌伏3年・・・日野、未来明るい!!
今回のKEIRIN屋はグラビアアイドルから転身して、競輪選手として3年を過ぎた日野未来(28)=奈良・114期・L1=を特集。
一時期は下から数えた方が早いくらいに順位を下げていたが、最近は減量を機に上昇中。
伸びしろがまだまだある日野を直撃した。
(取材、構成=森田新吾)
10代後半から芸能界に身を置いた日野。
福岡のアイドルグループから始まり、上京してからはグラビアアイドルとして活動。
イメージDVDのリリースはもちろん、テレビ番組にも数多く出演した。
グラドル時代に出演したインターネット番組で競輪と出会った。
20歳を過ぎており、普通なら車券を買う側として競輪にハマっていくが、彼女は違った。
22歳でガールズケイリンの選手になることを決意。
車券を買われる側を選択した。
選手を目指して縁もゆかりもない奈良に移住。
その後は猛練習で日本競輪学校に一発合格。
114期生として入学し、女子4人目となる優秀な生徒に与えられるゴールデンキャップを獲得するなど、周囲の期待を背負って2018年7月にデビューした。
だが、実際のレースになると簡単に勝てない。
コンスタントに3連単車券へ貢献したものの、優勝どころか、昨年序盤は決勝進出からも遠ざかり、競走得点は急降下した。
その後はガールズのトップレーサー・尾崎睦(神奈川)、児玉碧衣(福岡)らから助言をもらい、少しずつ成長。
最近は「コロナ禍で外出ができないので、自炊するようになったんです。
学校(日本競輪学校)時代に教わっていたので、上手に料理できています」と栄養面にもこだわっている。
その影響で14キロの減量に成功。
グラドル時代よりもスマートな体形に見える。
「筋肉量が増えたせいでしょうね。
最近は体感を鍛えたり、奈良で(18年GP覇者の)三谷竜生さんたちと充実した練習をできています」。
決勝2着(今年8月の奈良)が自身最高の成績。
デビュー時よりスピードは上がり、パワーも付けてきた。
初優勝は時間の問題。
デビューから掲げてきた目標の「ガールズグランプリ出場、そして優勝」へ向け、日野は力強く突き進む。
フーズフー
日野未来(ひの・みらい)
1993年1月26日生まれ。
28歳。大分市出身。
165センチ。
16年3月に高等学校卒業程度認定試験に合格し、17年に日本競輪学校(現・日本競輪選手養成所)に入学。
18年7月に奈良でデビュー。
同月の岸和田で初1着を挙げた。
通算成績は1着16回、2着34回、3着27回(238走)、優勝はまだない。
通算獲得賞金額は1967万2100円(2日現在)。
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