「山口みのりのみのりぽーと」ガールズケイリン特集 9月版
2019.09.03
※この記事は、2019年8月31日付けの夕刊フジに掲載されたものです
月に一度の『みのりぽーと特別版』。
今回は新人の116期から福島・三森彩桜(みもり・さいら)選手をご紹介します。
「緊張しすぎて何もできなかった」と振り返ったデビュー戦は、地元のいわき平競輪場。
苦い思い出となりましたが、レースを重ねるごとに経験値は上がり「だんだん思い切って仕掛けられるようになってきています。積極的に動けたレースも何回かあったので、その感じを忘れないように動いていきたいですね」と前向きに話してくれます。
三森選手は高校時代、自転車の全国大会で結果を残してガールズケイリンの世界へ。
「高校時代や学校(現:養成所)時代とは自分の脚質が変わっており、自分の強みはまだ模索中ですが、現在はスタートの早い東口純選手のように好位を狙って、前々に踏んでいけるようなレースが理想」と話してくれました。
自宅はいわき平のバンクからは遠いそうで練習環境は街道が中心、師匠の小谷田公則選手(福島・88期)と一緒に乗り込みをしているそうです。
モチベーションは〝楽しさ〟。
「レースでも練習でも自転車に乗っていることが楽しい」と笑みがこぼれました。
それが成績にもつながり、より楽しさを感じてほしいものです。
デビューしてもう一つ実感したことは「頑張れよ!」というお客さまの声がかなり聞こえること。
「車券に絡んだときには『ありがとう』とも言ってもらえ、それがとてもうれしかった」そう。
「またありがとうといわれるように頑張りたい」とハキハキと答えてくれた三森選手ですが、まだ19歳。
仕事で遠征に行くときはかなり緊張するようです。
移動も含めてレースに慣れ、勝利の笑顔を期待しましょう。
三森 彩桜
2000(平成12)年3月9日生まれ、19歳。福島県出身。116期で在校成績は10位。19年7月いわき平でデビュー(556着)。155cm、58kg。太もも60cm、背筋力114kg。血液型O。
山口みのり
三重県出身。フリーアナウンサー。
競輪中継を各地で担当する他、ナレーションや司会業などで活動中。
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