【サンスポ】東京五輪カウントダウン企画「TOKYO2020+1」と「サイクルnavi」がコラボ!
2021.06.25
新田 頂点狙う 「金メダルしかない」
◆ラストチャンス
「ケイリン」で頂点を狙う男子短距離のもう一人の五輪代表、新田祐大(日本競輪選手会)も燃えている。
「たくさんの日本選手の思いを乗せて戦う。
思いに応えるためにも金メダルしかない」
チームスプリントで出場した2012年ロンドンに続き、2度目の五輪出場となる35歳は、五輪競技への挑戦は東京で最後と決めている。
集大成として臨む大舞台に向けて「結果は痛みとともにある」というブノワHCの教えを胸に、練習を積んできた。
自らを追い込み、練習後にはアレルギー反応によって発疹が出ることもあった。
5月のネーションズカップ香港大会では男子スプリントで金メダルを獲得。
「成功体験ができ、やってきたことは間違っていないと証明できた」。
やるべきことはやった。あとは厳しい練習の成果を発揮するだけだ。
新田祐大※the cycling association of Hong Kong China
【プロフィル】
新田祐大(にった・ゆうだい)
1986(昭和61)年1月25日生まれ、35歳。
福島・会津若松市出身。
福島・白河高で本格的に競技を始めた。
2005年に競輪デビュー。
チームスプリントで2012年ロンドン五輪に出場。
2019年世界選手権男子ケイリン2位。
2019~2020年シーズンにW杯のチームスプリント2連勝。
本業の競輪ではGI通算8勝。
172cm、76kg。太もも周りは61cm。
【用語解説】ケイリン
1レースに出場する選手の人数は最大7人。
1周250mの傾斜がついたすり鉢状のトラックを6周し、順位を競う。
レース中盤までは誘導車が先頭を引き、選手の風よけの役割を果たしながら徐々にスピードを上げていく。
選手は先頭誘導車の後ろでポジション争いを繰り広げる。
見どころは残り3周を切ってから。
先頭誘導車が離れるとレースが一気にヒートアップする。
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