【会社員からガールズケイリンへ】永塚祐子選手インタビュー
2022.12.28
ガールズケイリンの新コンセプト「プロスポーツ競技のまんなかへ」。
ガールズケイリンでは多様なバックグラウンドを持った選手たちが活躍しています。
第1回は、神奈川県所属・118期の永塚祐子(ながつか・ゆうこ)選手。
バスケットボールに力を注いだ青春時代。
大手不動産会社で10年間の勤務を経て、34歳でガールズケイリン選手となりました。
永塚選手が感じた、ガールズケイリンの魅力とは?
“バスケ少女”が“丸の内OL”になるまで
小学校3年生からバスケットボールをやっていました。
父がバスケットボールのコーチで、兄もやっていた影響からです。
将来は実業団に入ることが夢でした。
中学生になった頃から足の痺れに悩まされ、その原因だった腰痛が高校で出てしまったんです。
克服できず夢は諦めましたが「怪我の原因を探りたい」という思いで、スポーツトレーナーの勉強をするために東海大学に進学しました。
大学時代はリハビリの実習に授業と、寝る間も惜しんで勉強していました。
就職活動では衣食住に関わる仕事に就きたいという思いで、不動産から小売業など幅広い業界を受けました。
大学卒業後、三菱地所レジデンスに就職。
OL時代は、ほとんどが営業職でした。
忙しくて残業も多かったですが、同時にやりがいも感じていました。
ガールズケイリンとの出会い
25歳くらいの頃から、趣味で自転車に乗っていました。
ピストバイク専門店で働いている友達がいて、「カッコいいな」と思ったことがキッカケです。
移動手段としてはもちろん、ストリートでいろんな技の練習もしていました。
競輪のことは全然知りませんでしたが、テレビでたまたまガールズケイリンを見たことがあったんです。
その時は何とも思わなかったんですが、翌年もまたテレビで目にする機会があり、興味を持った感じでした。
元から太ももが太くて、運動神経にも自信があったので「上手く自転車に乗れたら、強くなれるんじゃない?」と思ったんです。
周囲からは冷やかし半分ですが「やりなよ」とも言われて笑
「バンクで乗ってみたいな」と思い、川崎競輪場のイベントに参加しました。
それで「これがやりたい!」と競輪にトキメキを感じました。
20代後半から30代前半の女性って、転職に悩む方が多いと思うんです。
私も当時32歳でしたが「やりたいことは今やらないとダメだ」と思い、ガールズケイリンへの挑戦を決めました。
挑戦を決めた理由の一つに、人生の中で一度は【年収1,000万円超え】したいっていう気持ちもありました。
当時だと、ガールズケイリンの「ベスト15」以上の選手が賞金1,000万円を超えていて。
目標達成のためには「1位の成績で養成所に入る」くらいじゃないといけないと思いました。
順調に練習をしていたのですが、試験の1ヶ月前に事故に遭ってしまって…
なんとか合格はできましたが、その時はすごくキツかったです。
でも、(日本競輪選手)養成所時代は予想以上に上手くいき、ゴールデンキャップを2回獲得することもできました。
元勤務先とスポンサー契約
2021年に元勤務先(三菱地所レジデンス株式会社)がスポンサーについてくださいました。
当時直属の上司だった部長が、現在は社長(宮島正治さん)になって「私を探している」と元同期から連絡をもらったんです。
まず私のことを覚えてくださっていたことが、本当に嬉しかったです。
選手になって、会社の名前を背負えるなんて…
夢が叶ったような気持ちでした。
ガールズケイリンの魅力は?
自分でスケジュール管理をできるので、自由な時間が多いです。
それでありながら、収入も上がりました。
賞金は美味しいゴハンに使っています!
綺麗な格好をして、レストランやホテルディナーに行くのが、リフレッシュになります。
あと、ガールズケイリンは他の仕事に比べると「自分との戦い」です。
プレッシャーや自分自身に勝つことができれば、より強くなれます。
自分を磨ける場所だし、自分に集中できるところが、すごくいいなと思います。
私はもともと「自分がやったことで誰かが幸せになってくれたら嬉しい」という思いが強くて。
だから走りを見て「めっちゃ感動した、明日から頑張れるよ」と言ってもらえるとすごく嬉しいです。
人を元気にさせられるような走りをしたいですね。
これから競輪選手を目指す方へ
「自分がトップに立つんだ」という強い気持ちや希望・ワクワク感を走りで表現できる、とても夢のある職業です。
志を高く、夢を持ってガールズケイリンに入ってきてほしいです。
見てくれる方々に「明日も頑張るぞ」と思ってもらえるような競輪界にしたいなと思っています。
ファンの方々にメッセージ
「ゆうこりん来たよ~!」って声援をいただけることがあり、本当に嬉しいです。
車券を「買いづらい永塚」や「(2,3着で)ちょうどいい永塚」と言われることもあるので、2023年は「ちょうどよくない永塚」と言われるぐらい、安定したいです!
捲り脚はもっと鋭く、どこから行っても勝てるような脚を付けていきたいです。
そして、競輪祭女子王座戦(GⅠ)に出られるように頑張りたいです。
大きいレースの選考も意識するようになってきたので、しっかり権利を取りにいける選手になりたいと思っています。
これからも、応援よろしくお願いします!
◆ 元美容師・元会社員・元バレーボール選手や自転車一筋だった選手など多様なバックグラウンドを持ったアスリートたちの生き様を表現!
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