22年ぶりにリニューアル!競輪男子選手の新ユニフォームを発表
2024.12.13
公益財団法人JKAは12月11日(水)に「競輪男子選手 新ユニフォームデザイン発表会」を行いました。
ユニフォームのリニューアルは、2002年4月以来22年ぶり。競輪のスポーツ性とアスリート性の訴求を目的として、男子選手競走用ユニフォームおよびヘルメットカバー、そしてS級S班選手競走用ユニフォームおよびレーサーパンツが刷新されます。
デザインは、ガールズケイリンのロゴやユニフォームも担当した東京藝術大学の長濱雅彦教授によるものです。
登壇したJKAの担当者は「デザインだけでなく、機能性にもこだわって作成しました。このリニューアルを通して、選手の皆さんに競走でさらなる力を発揮していただくとともに、お客様にも競輪の新しい魅力を感じていただけたらと願っています」とコメントしました。
■新ユニフォーム特設サイトはコチラ
リニューアルのポイントとコンセプト
新ユニフォームには伸縮性が高く、環境にも優しいリサイクル素材が採用され、空気抵抗を軽減するフィット感を重視するとともに、自転車競技特有の前傾姿勢に配慮した仕様となっています。
■男子選手競走用ユニフォーム・ヘルメットカバー
胸のロゴで、4コーナーから駆けてくる選手たちの熱いレースを抽象化。限界の戦いをレッドラインとして表現し、その上に「KEIRIN」が浮かび上がるデザインとなっています。
■S級S班選手競走用ユニフォーム・レーサーパンツ
心身ともに秀でた最強のKEIRINアスリートにふさわしい“黒と赤”をコンセプトに、胸のゴールドラインは彼らのプライドを表現。
上下一体感のある“黒と赤”の組み合わせにより、日本発祥のKEIRINの精神性と躍動感のあるスポーツ性を志向しました。
また、『KEIRINグランプリ』優勝者が翌年に着用する“1番車”のユニフォームには、胸と腕に「KING of KEIRIN」の文字が金色で施されています。
同会には郡司浩平選手(神奈川・99期)と松井宏佑選手(神奈川・113期)が登壇し、新ユニフォームをお披露目。トークセッションを行いました。
―――デザインについて
郡司選手:すぐに、着心地が良いな、と。良い素材を使っていることが分かりましたし、着やすくて気に入りました。デザイン性も高く、色味が豊かでかっこいいなという印象です。ファンの方々もワクワクするようなユニフォームになっているのではないでしょうか。ユニフォームリニューアルという新たな歴史の1ページに、(2025年の)S級S班として立ちあえることをうれしく思います。
松井選手:生地感も良いですし、おしゃれで誰が着ても似合うような、とても良いデザインですね。全てがアップグレードされたように感じます。(郡司選手が着用するS級S班選手の新ユニフォームは)めちゃくちゃ強そうに見えますね!
『KEIRINグランプリ2024』に出場予定。2025年はS級S班として走る郡司浩平選手
―――機能性について
郡司選手:現行のユニフォームよりフィット感があります。最近は空気抵抗を気にする選手が多くなってきた中、かなり心強いですし、よりスピード感のあるレースができるのではないかなと思います。前傾で、かなり窮屈な姿勢の乗車フォームに配慮されたユニフォームとなったこともありがたいです。
松井選手:実際に乗車フォームを取ってみたのですが、首周りの詰まりなどが改善されていて、上を向いた時に楽でした。呼吸もしやすくなり、これまでより楽に走ることができそうです。早く新ユニフォームを着て走ってみたいです。かなり良いタイムが出ると思います(笑)。
松井宏佑選手
男子選手競走用の新ユニフォームは、12月 28日(土)から静岡競輪場で開催される『寺内大吉記念杯競輪(FⅠ)』の出走選手が先行して着用し、12月31日(火)を初日とする全ての開催から着用。
S級S班選手競走用の新ユニフォームは、グランプリ特別仕様のデザインとして12月30日(月)の『KEIRINグランプリ2024』から着用されます。
現行ユニフォームの利活用事業「KEIRIN ART AWARD」
現行のユニフォームの利活用事業として、アップサイクルに関するアイデアを募るコンテスト「KEIRIN ART AWARD 〜KEIRINは、新たな未来へ走り出す〜」を実施。
「アップサイクル」部門には36名、「アートポスター」部門には137名からの応募があり、受賞作品が決定しました。
<受賞作品:アップサイクル部門>
グランプリ:王婧怡(オウ・セイイ)「HASSO Cushion」
準グランプリ:OHAGI「KEIRINユニフォームバッグ」
ライフスタイル賞:大畑五月「リペアシール」
<受賞作品:アートポスター部門>
グランプリ:治部晶「努力が強さになる」
準グランプリ:松田兼一郎「Integration」
郡司選手と松井選手も、この取り組みについてコメント。
「KEIRINユニフォームバッグ」×郡司選手、「HASSO Cushion」×松井選手
郡司選手:このバッグは、現行のユニフォームが余すことなく使われているなと思います。実際に着用していたユニフォームを新たな形で使ってもらえるとうれしいです。
松井選手:現行のユニフォームの生地で作られたこのクッションは、柔らかくて触り心地も良く、カラフルなのでインテリアの差し色にもバッチリ。ユニフォームがこうして生まれ変わり、実際に使われているところを見てみたいです
■「KEIRIN ART AWARD」の結果はコチラ
新ユニフォームをまとって戦う選手たちのレースを、お楽しみに!
コンテンツを楽しむだけでポイントが貯まる
ゲームに参加したり、コラムを読んでクイズに答えたりして、
「けいマルポイント」を貯めてポイント数に応じてプレゼント企画に応募できます。
この記事が気に入ったら
いいね! してね。