2021年7月14日夕刊フジ掲載。競輪界の真夏の夜の祭典、GⅡ『サマーナイトフェスティバル』が16日から18日まで函館競輪場(北海道函館市)のナイターレースで開催!6年ぶりに最北の競輪場で行われるビッグレースを前に、主催する函館市競輪事業部の伊与部隆部長に函館競輪の現状や今後の展望などについて話を聞いた。

【夕刊フジ】GⅡサマーナイトフェスティバル 16日から函館競輪場で開催

2021.07.15

※この記事は、2021年7月14日に夕刊フジに掲載されたものです

 

 

GⅡサマーナイトフェスティバル

16日から函館競輪場で開催

 

 

競輪界の真夏の夜の祭典、GⅡ『サマーナイトフェスティバル』が16日から18日まで函館競輪場(北海道函館市)のナイターレースで開催される。

 

6年ぶりに最北の競輪場で行われるビッグレースを前に、主催する函館市競輪事業部の伊与部隆部長に函館競輪の現状や今後の展望などについて話を聞いた。

 

 

「ナイター競輪を始めたのは平成10年。全国に先駆けてアフター5の娯楽としてナイター競輪を導入しました」と伊与部部長は力を込める。

 

実は、函館競輪場は全国の競輪場に先駆けてナイター競輪「スターライトレース」を開始した〝ナイター競輪発祥の地〟だ。

 

 

函館競輪場では昭和60年から薄暮競走をサマータイム競輪として行っており、その関係でナイター照明が既に設置されていたこと、周囲の協力などの諸条件に恵まれたこともあるが、今では、全国各地でナイター競輪が行われており、ナイター開催に踏み切った函館競輪場の功績は大きい。

 

 

ナイター開催を実現できたもう一つの要因は、市民にとって身近な競輪場であることだろう。

 

競輪開催日には、ファンが大画面を見ながら競輪を楽しむ「テレシアター」などの施設を非開催日を中心に市民に開放。

 

テレシアター

 

会議や講演会などにも利用されており、「開催していないときには来場者向けの広大な駐車場で、新車発表会を行うなど、施設の有効利用についても考えている」と、更なる利用促進策について語る。

 

 

そして、函館競輪場のもう一つの姿が冬季は〝スケート場〟に生まれ変わることだ。

 

気象環境を考慮すると、競輪ができるのは4月から10月までの約半年間。

 

競輪休止期間に施設を有効活用するために、主に12月から2月まではバンク内にスケートリンクなどを整備し、「函館市民スケート場」として開設される。

 

函館市民スケート場

 

「私も子供の頃にスケートを楽しみました。競輪場と言うより、スケート場の印象の方が強かったですね」と、実は競輪場が無意識のうちに函館市民の思い出の場となっていることを明かす。

 

 

市民に寄り添った運営だけではなく、競輪ファンに向けた改善も怠ってはいない。

 

今年から元競輪選手によるガイダンスコーナーを新設。

初心者には競輪のイロハを解説し、玄人向けには選手の裏話が聞けるなど好評だ。

 

また、企業の懇親会などグループで競輪が楽しめるようにラウンジルームも開設している。

 

ラウンジルーム

 

「もちろん、年配の競輪ファンの人たちも大切にしたい。競輪場に来られて、知り合いと雑談をして、お茶を飲んで、帰ってもらってもいい」と、市民の社交の場としての競輪場の活用を狙う。

 

キッズルーム

 

 

ただ、競輪事業に求められる最も大事な任務は収益の一般会計への繰り入れだ。

車券の売り上げが増えることで財政に貢献する。

 

 

今後、伊与部部長がターゲットとするのは函館にクルーズ船で来道する外国人旅行客だ。

 

「競輪は日本が発祥。海外の人にも楽しんでもらいたい。そのために観光業界と組んで何かできないかと模索していた」と秘策を明かす。

 

既に場内の案内掲示板は、さまざまな言語で表記されており、本来であれば多くの外国人観光客が競輪を楽しんでいたはずだが、コロナウイルスの影響で大型客船が寄港を見合わせる事態になってしまった。

 

 

ナイター競輪を誕生させた函館競輪のコロナ後の新たな取り組みにも注目したい。

 

この記事が気に入ったら
いいね! してね。

その他のスペシャル

おすすめの記事