【夕刊フジ】生まれ変わった弥彦競輪場 GI「第30回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」21日開幕

2021.10.19

夕刊フジ 2021年10月19日発行号

 

 

悲願地元V誓う諸橋愛

勝利の秘訣は「休まない」こと

 

 

地元の諸橋愛が6回目の地元GⅠに挑む。

「成績を振り返るとあんまりいいことなかったですね」。

 

弥彦での初GⅠ開催となった2011年大会は初日に失格を喫し、途中欠場。過去5大会では決勝進出はなく、落車が2回とさんざんだ。

 

しかし、2017年から記念3連覇の偉業を達成している。

「だから弥彦バンクと相性が悪いわけじゃないんですよ」

 

 

デビュー25年目、44歳の大ベテランだがS級のトップレーサーとして最前線で活躍を続けている。

 

その秘訣は練習だ。

「基本的には休まない。疲れてるときも疲れが取れるような練習をしている」。

休むと次の日、体が重くなるのを避けるためだ。

 

もちろんたまには休むときもあるが「3日休んだら、ああ、休んだなあってなる」。

しかも2日目くらいから練習したくてうずうずしてくるという。

 

「今、やっている練習ができなくなったら弱くなると思う。今はまだできているから大丈夫」とハードな練習をこなせていることが自信と成績につながっている。

 

 

お隣の吉田町(現・燕市)の出身。

幼少期から父親に連れられて弥彦競輪場に遊びに来ていた。

 

「小学校の頃にはもう競輪選手になるって決めてた」。

 

 

弥彦競輪場との付き合いの長い諸橋は地元で絶大な人気を誇る。

 

「弥彦はファンの方があたたかい。選手紹介から声援が多くてすごくありがたいです。練習してても場外に来ているお客さんが『頑張れよ』って声をかけてくれたりもします」と諸橋はしみじみと語る。

 

記念3連覇を決めたレースでは歓声が地響きのようにとどろき、弥彦の杜を揺らした。

 

今回はなんとか有観客での開催ができそうで「お客さんがいたほうが盛り上がってやりがいがある。無観客は勝ってもシーンとしてるし。ヤジでもなんでもあったほうがいい」とお客さんの前で走れることを喜んでいる。

 

 

直前の熊本記念in久留米は「親王牌に向けて追い込んで練習している」と疲れを懸念していたが堅実な走りで決勝までコマを進めた。

 

状態もよく、準備も万端。

 

悲願のGⅠ初制覇を地元で達成し、再び弥彦の杜を歓声で震わせたい。

 

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