【夕刊フジ】18日開幕!GⅡ「ウィナーズカップ」
2022.03.17

実は宇都宮市は餃子以外にも売りになるモノがたくさんある街である。
有名なところではカクテル、ジャズなど。そして〝自転車の街〟でもある。
1990年にグリーンドーム前橋(前橋競輪場)でアジア初となる世界選手権自転車競技大会のトラックレースが開催され、それを機にGⅠの寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメントが開催されるようになったことは競輪ファンにはなじみが深い。
当時、高校生だった競輪選手の稲村成浩(群馬)、斎藤登志信(宮城)がアマ・タンデムで銀メダルを獲得し、話題にもなった。
同じ年、世界選のロードレースが宇都宮で開催されたことを知っている競輪ファンは少ない。
競輪の親王牌同様、アジア初の世界選メモリアルとして1992年から「ジャパンカップサイクルロードレース」が毎年開催され、ツール・ド・フランスなどで活躍する世界のトップレーサーが参戦。
2010年からは、宇都宮市中心部の周回コースで行われる「ジャパンカップクリテリウム」も行われるようになり、競輪選手が参戦するなど、トラック、ロードの垣根を超えたイベントにもなっている。
また、宇都宮競輪に加えて、ロードレースのプロチームである「宇都宮ブリッツェン」、「那須ブラーゼン」が県内を拠点としており、自転車の街であることを象徴している。
輪界初? リアルマスコットキャラクターが宇都宮競輪場には存在する。
2021年3月から活動をしている宇都宮競輪場公式コスプレイヤー「らいりんガール」は雷神様に弟子入りした神様候補である宇都宮競輪のマスコットキャラクター「らいりん」に扮して選手紹介時のナビゲートやレース番号ボードを掲げるなどレースの盛り上げ役を担っている。
着ぐるみ(中の人などいないはず)ではなく生身の人間がマスコットキャラなのは他場では例がない。
らいりんガール目当てでやってきた人が「せっかくだから、と車券購入にチャレンジしてくださることも多いです」(戸室所長)と新規ファン獲得にも一役買っている。
「ジャパンカップサイクルロードレース」の運営には競輪、オートレースの収益を財源とする「競輪とオートレースの補助事業」が活用されているが、これとは別に宇都宮競輪の収益金が1950年の開設以来、約800億円超が道路・河川整備、学校建設、消防などの貴重な財源として活用され、同市の社会基盤の整備を支えてきた。
現在は高齢者外出支援事業、太陽光発電システム設置促進事業、放課後子ども対策事業などより身近に感じることができる市民生活に密着した事業に生かされている。
また、競輪場内のシアターホールは非開催日に一般への貸し出しも行っており、会議や講演会などで利用可能だ。
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