【夕刊フジ】いわき平競輪特集 佐藤慎太郎「優勝のチャンスは十分ある」

2022.05.06

夕刊フジ 2022年5月2日発行号

全国に300万人のファンを抱える(本人談)競輪界きっての人気者である佐藤慎太郎。
話術に長け、インタビューは笑いがいっぱい。
「ガハハ!」で締めるツイッターも大好評だ。
もちろん、人気だけではなく実力も折り紙つき。
齢45にして2000人以上いる選手の中のベスト9である「S級S班」に君臨している。

 

 

また競輪界の顔として活躍範囲も広い。
4月15、16日の2日間「2022年度公益財団法人JKA補助事業交付式」に来賓として出席した。
16日のいわき平競輪場での壇上で「競輪の売り上げが社会貢献に使われることを再確認し、誇らしい気持ちです」と引き締まった表情であいさつし、いわき市立第四小学校の地域ふれあい交流活動に補助金が出ていることを受けて「郷土愛豊かに元気に育ってほしい。
僕も苦しいトレーニングでくじけそうな時に子どもたちの笑顔を思い浮かべて踏ん張ります」と添えた。

 

本業の競輪でも大活躍。
今年はすでに静岡、平塚の記念2Vを果たしている。
平塚決勝では地区が違う平原康多(埼玉)の先行に乗って優勝した。
「自分が今までやってきた追い込みとしての走りを平原も見てくれているから、だと思う。もちろん、ラインを組む以上は地区が違ってもきっちり仕事はする」と胸を張る。

 

いわき平競輪場で5月3日から開催される日本選手権競輪(GⅠ・競輪ダービー)では地元SSとして主役を務める。
いわき平での開催は44年ぶりで地元ダービーは福島勢全員にとって初体験。
直前の武雄記念決勝で落車の憂き目も「ほぼ無傷。きっちりケアをする」とベテランは中5日でも万全の状態に仕上げてくるはずだ。
「今回はSSにいるし、優勝のチャンスは十分ある」。
昨年8月当所開催のGⅠオールスターでも決勝に進んだが最大のライバル・脇本雄太(福井)の先行に屈した。
「脇本は確かに強い。でも絶対に勝てないという相手でもない」とリベンジに燃えている。
体力も気力も衰える気配がまったくないという若々しさあふれる45歳が「次に地元でダービーなんていつあるかわからないから」と最初で最後の覚悟で2003年以来2回目のタイトル奪取に挑む。

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