【夕刊フジ】GⅡ「共同通信社杯」が16日開幕 名古屋競輪組合の原誠事務局長が名古屋競輪を語る
2022.09.16
BMXコース
名古屋競輪は昨年度から公営競技の運営などを行う民間企業「JPF」に運営などを包括委託している。
そのJPFの提案で2026年アジア競技大会の会場誘致を視野に、場内に自転車競技BMXのレース用コースを設置する。
場内東側のスタンドを撤去し、アジア大会BMX競技実施を念頭に国際大会の基準に沿ったコースを整備する。
オープンは25年4月、同7月にはテストイベントの実施を予定している。
「ギャンブルだけのイメージではなく、多くの人に親しんでもらえる名古屋競輪場を目指したい」。
コースは一般開放もされ、自転車競技者の育成拠点としても活用される。
昨年のGPレーサー古性優作(大阪)はBMXから転向し、輪界の頂点にまで昇りつめた。
「未来の古性選手の発掘もできたらいいですね」(原事務局長)
共同通信社杯に出場する地元選手
16日に開幕する第38回共同通信社杯(GⅡ)。
目下、S級20連勝中の脇本雄太(福井)の記録更新、ビッグ初参戦の中野慎詞(岩手)、昨年当大会でGⅡ史上最速優勝を飾った山口拳矢(岐阜)らが注目を集める。
地元愛知からは吉田敏洋、笠松信幸の2人が出場を果たした。
「2人ともホームバンクが名古屋。地元選手が出場すると応援も盛り上がりますし、もちろん上位進出も期待しています」(原事務局長)。
愛知のエース吉田は今年2月、股部にできた腫瘍で2度の手術、1カ月の入院を余儀なくされ、実戦からは約3カ月遠ざかった。
「敵は競走得点ではなく出走本数だった」と執念でなんとかギリギリで規定の出走本数をこなし、同大会の冠スポンサー推薦で出場にこぎつけた。
「調子は年内になんとか戻せたらいいな、という感じ」。
万全とは言い難い厳しい状況だが「来年は名古屋でビッグ開催はない。今回が最後の地元ビッグのつもりで」と42歳のベテランは通算8回目となるホームバンク名古屋でのビッグレースに不退転の覚悟で挑む。
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