【夕刊フジ】「GⅠパールカップ」で大けがからの復活V 石井貴子が挑む地元でのガールズケイリンフェスティバル
2024.07.12
夕刊フジ 7月12日発行号掲載
千葉県のガールズケイリン選手は現在9人。その中でエース的存在なのは石井貴子だ。
6月にGⅠパールカップ(岸和田)で優勝し、4年ぶりにガールズグランプリ出場を決めた。
106期の卒業記念チャンピオンとして2014年5月にデビュー。
翌年9月に松戸で行われた「ガールズケイリンコレクション2015松戸ステージ」を制し、年末にはガールズグランプリ初出場も果たした。その後もガルコレ、ガールズケイリンフェスティバル優勝などトップで活躍を続けていた。
日本競輪学校 第106回生(女子)卒業記念レースの表彰式(左から)2位・高木真備、1位・石井貴子、3位・小林優香
しかし、2021年5月、京王閣のガルコレで落車し、右肋骨多発骨折、血気胸を負う。3カ月の休養期間を経て復帰も、以前のような走りができなくなっていた。
さらに、落車も重なり、昨春には練習の落車で左鎖骨、肋骨、肩甲骨の大けがで「骨はくっつくけど心が折れて…」と引退を考えた時期さえあった。
それでもめげずに大けがをしてからは「その日にできること」をまず考え、目の前のことを精いっぱいやるという姿勢で練習を続けてきた。
欠場の影響で昨年から新設されたGⅠにはなかなか出場がかなわず、6月パールカップがGⅠ初出場。そこで初優勝と持ち前の勝負強さを発揮した。
今回のガルフェスでは千葉から唯一の出場を果たし、押しも押されもせぬ地元の主役。
開会式では岩本俊介(千葉)とともに敢闘宣言も務める。
パールカップ優勝に嬉し泣きの石井貴子
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