【夕刊フジ】地元でのビッグレースにS級S班として臨む眞杉匠

2024.09.12

夕刊フジ 9月12日発行号掲載

 

「第40回共同通信社杯競輪」(GⅡ・大阪・関西万博協賛)は13日から16日の3連休を含む4日間、栃木県宇都宮市の宇都宮競輪場で開催される。

主役を務めるのは栃木の若きエース・眞杉匠(栃木)だ。

 

眞杉は1999年2月1日生まれで、栃木県宇都宮出身の25歳。自転車の名門・作新学院高に進み、競輪ファンだった父の勧めで自転車部に入部した。2017年に113期生として日本競輪学校(現・競輪選手養成所)に入学し、18年7月にデビューした。

正規でのGⅠ初出場だった21年5月の日本選手権競輪(京王閣)でいきなり決勝進出。昨年8月のオールスター競輪(西武園)では、まくりでGⅠ初優勝を達成。11月の競輪祭(小倉)もまくりで制し、年間2タイトルを獲得した。

 

さらなる飛躍が期待された24年だったが、1月9日のバンク練習中に落車し、左鎖骨を骨折。翌10日に行われた自身のGⅠ優勝祝賀会には左腕を吊り、顔に絆創膏を貼っての痛々しい姿での登場となった。

ケガの治療を優先し、今年は2月のGⅠ全日本選抜競輪(岐阜)から始動。GⅠでの優勝こそまだないが、7月にはGⅡサマーナイトフェスティバル(松戸)で優勝。

賞金ランキングは11位に上昇し、2年連続でのグランプリ出場も射程圏に入ってきた。栃木のエースとなって迎える今回は、もちろん優勝の期待がかかる。

 

また、S級S班として競輪界を代表するレーサーとなった眞杉は今年2月、栃木県の魅力をPRする「とちぎ未来大使」に委嘱された。競輪選手としてはGⅠで17回の優勝を誇るレジェンド神山雄一郎、ガールズグランプリを2度制している梶田舞に続き3人目。

大使として最大のアピールは県内の宇都宮競輪場で開催されるビッグレースで優勝することだろう。

 

「とちぎ未来大使」に委嘱された眞杉匠

 

    この記事が気に入ったら
    いいね! してね。

    その他のスペシャル

      おすすめの記事