Q:今年でガールズケイリンが10周年を迎えますが、率直な気持ちを聞かせてください。
「本当に10年経ったの!?」という気持ちです。
立ち上げ当初は「2~3年で終わるかもしれない」という噂もあったので...。
「絶対に盛り上げて続けよう!」と、同期で話していたことをよく覚えています。
ガールズケイリンは強い選手がデビューするたびに、"レースのかたち"も変わっていきました。
とくに106期の奥井迪選手や小林優香選手など、徹底的な先行選手が出てきた時はレースが大きく変わったことを実感しました。
私は、その変化に毎回「置いていかれないように」と対応しながらやってきました。
そのおかげで、昨年末の6年ぶりのガールズグランプリ出場に繋がったんだと思います。
10年間は本当にあっという間でした。
Q:立ち上げ当初について振り返っていただけますか。
平塚での開幕戦でオープニングレースを走りました。
いままで走ったどのレースよりも歓声と熱気が凄かったのを覚えています。
でも、もともと男子選手しかいなかった競輪の世界。
男子選手から"プロ"として認めてもらうまでがキツかったです。
男子選手と一緒に練習させてもらう際も「認めてもらうためには、練習やレースで結果を残さないと」と必死でした。
5年ほど経った頃にやっと、「"プロ"として認められてきたかな」と感じるようになりました。
一緒にやってきてくれた周囲の方々のおかげで、いまがあるんだと思います。
Q:10年間でいちばんの思い出に残っていることは何でしょうか?
お客様の期待に応えられた時が、「やってきて良かった」と思う瞬間です。
これは何年経っても変わりません。
私が"大本命"で発走機についた時から大きな声援を貰って、1着をとれた時は、この上ない達成感があります。
ここ数年は「まわりの選手のレベルアップ」にも力を入れはじめ、他のガールズケイリンの選手の練習指導も増えてきました。
その中の1人、高橋朋恵選手は4月の函館の開催で2年ぶりに優勝しました。
指導した選手の成長はすごく嬉しいですし、「自分も負けていられない」とモチベーションにもなります。
Q:これからの目標を教えてください。まずは小林選手個人としてはいかがでしょうか?
ビッグレースに出場し続ける選手になりたいです。
昨年末のガールズグランプリに出場できたことは嬉しかったです。
でも、「もっとレベルアップしないと、参加するだけになってしまう」と痛感しました。
これからもトップレベルで戦い続けられるよう、頑張りたいです。
そして、お客様から愛される選手であり続けたいと思っています。
Q:ガールズケイリンをこうしていきたい、という目標はありますか?
ガールズケイリンはスポーツとしても、年々レベルアップしているように感じます。
他のスポーツ選手から見ても「ガールズケイリンってすごい!」と目標にされるような"プロスポーツ"にしていきたいです。
Q:最後にガールズケイリンファンの皆様にメッセージをお願いします。
いつも応援をいただき本当にありがとうございます。
皆様のおかげで、10周年を迎えることができます。
1期生としてガールズケイリンの選手のお手本になれるよう、そしてガールズケイリンを引っ張っていけるように頑張っていきます。
これからも、応援よろしくお願いします!