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中村由香里選手 ガールズケイリン10th Anniversary特別インタビュー

特別企画 2022.06.08


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Q今年ガールズケイリン10周年を迎えますが、率直な気持ちを聞かせてください。

子供の頃から「プロスポーツ選手になりたい!」という夢を持っていましたが、実現するのは難しく小学校の教員として働いていました。

ガールズケイリンがスタートするという新聞記事を読んだ時の感激は、いまでもよく覚えています。

「女性が輝けるプロスポーツができたんだ!」と一瞬で挑戦することを決めました。

それから約10年。

毎日"生きがい"を感じながら、選手生活を送っています。




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Q立ち上げ当初について振り返っていただけますか。

当初は京王閣・松戸・平塚の3つの競輪場のみでの開催でした。

まわりからは「ガールズケイリンは続いて2〜3年かもしれない」などという噂話も聞こえてきました。

私は「人生を懸けて選手になったのに、それは困る!」という思いでした。

102期の同期33名は、ほとんどが転職組。

みんな同じ気持ちだったと思います。



そんなこともあり、いろいろと宣伝活動もしました。

競輪場周辺の商店街やスーパーでのチラシやティッシュ配り。

レース終わりには、お客様をお見送りして「明日も見に来てください!」と呼びかけなどもしました。

たくさんのお客様がレースを見に来てくださった時は、本当に嬉しかったです。



いま考えると、大変だったことは数えきれないくらいありました(笑)

でも、同期がいてくれたおかげで、ここまで頑張ってこられました。

私にとって同期は特別すぎる存在です。



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Q10年間でいちばんの思い出に残っていることは何でしょうか

2013年のガールズグランプリで優勝できたことです。

外国人選手が参加する開催で、優勝できたことも嬉しかったですね。

でも、大好きなスポーツを仕事にできていることが、一番の喜びです。

日々、成長した自分に会える。

朝起きたらワクワクしますし、同時にそう思えることに感謝しています。

毎年、新しい選手がデビューして、ガールズケイリン全体のレベルも10年前と比べると格段に上がっています。

そんな中、気持ちだけは「誰にも負けないぞ!」という思いで過ごしています。


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Q:これからの目標を教えてください。まずは中村選手個人としてはいかがでしょうか?

9月19日の「ティアラカップ(名古屋競輪場)」を目標に、高いモチベーションで練習しています。

この開催が決定した時は、最高に嬉しかったです!!

いまは、なかなか大きな舞台で戦えていませんが、チャンスをいただけました!

「中村が輝いているぞ!」と、お客様に思っていただけるよう頑張りたいです。

最大の目標は「還暦レーサー」です!

怪我や病気もせず、高いモチベーションを保って、まだ誰も成し遂げていないこの目標を達成したいです。



Qガールズケイリンをこうしていきたい、という目標はありますか?

ガールズケイリンをより良くする「仕組みづくり」に携わっていきたいです。

7月から日本競輪選手会東京支部の役員になることが決まりました。

ガールズケイリンの選手の地位向上はもちろん、未来の子供たちにとって女性が輝ける職業であり、憧れの職業にしていきたいです。

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Q最後にガールズケイリンファンの皆様にメッセージをお願いします。


応援してくださる皆様や選手になってくれた後輩たちのおかげで、10周年を迎えることができました。

でも、これで終わりではありません。


20年、30年と続いていくために、応援してくださる皆様に喜んでいただけるようなレースをお見せできるよう切磋琢磨し、そして子供たちから「ガールズケイリンの選手になりたい」と思ってもらえるような"プロスポーツ"になるよう努力していきたいと思います。


今後も、応援よろしくお願いいたします!


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