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Winners 〜栄光の軌跡〜 第21回 渡口まりあ(114期・山口)バレーボール経験を経てガールズケイリンへ、デビュー4年での初優勝!【前編】

特別企画 2022.07.28

『Winners 〜栄光の軌跡〜』は今年度より動画からテキスト版にリニューアルいたしました。


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7月13日(水)に高松競輪で行われた『モーニング7・ヤクルト杯』で初優勝を完全優勝で飾られました。おめでとうございます!率直な感想を教えてください。

(決勝では)逃げ切りで優勝できると思っていなかったので嬉しかったです。

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7番車で初手2番手で周回し、打鐘から踏み上げて1周駆けて堂々の1着ゴールでした。展開は作戦通りでしたか?

矢野(光世)選手と吉岡(詩織)選手が動くのが分かっていたので、その二人よりは前にいようとレースの組み立てだけをして、あとは流れを見て走ろうと思っていました。

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今回先行勝負して勝ち切りました。このあたりの考えについてもお聞かせください。

最近のレースでは自力にこだわらずに、位置が悪かった時やメンバーによって自分から流れを見て仕掛けたほうがいいと思ってやってきたところバック本数も増え結果が良くなってきました。今回の決勝も逃げる気でいたわけではないですが吉岡選手より先に仕掛けることだけを頭に入れて走ったところ流れ的に先行になり、うまく流れにはまったという感じでした。

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ちょうどデビュー4年での初優勝でしたが、道のりは長かったですか?

プロの競輪選手になるまでも長かったですし、師匠の宮本忠典さんからは(勝てるようになるまで)3年はかかると言われていて、3年経っても決勝に上がることも少なくて、3年目の途中ぐらいから少しずつ良くなってきました。練習で出せている脚力的に(初優勝は)まだ先かと思っていました。

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昨年から今年にかけて同期選手の初優勝が続きました。今年こそという気持ちはありましたか?

同期が立て続けに初優勝して焦りもありましたが、レース結果も安定しておらず、そこまで器用でもないのでまだまだ難しいと感じていました。橋本佳耶選手の初優勝は同じタイプの競輪選手でもあり、その分意識はしました。

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初優勝の喜びは誰に伝えましたか?

桑原大志さん、師匠の宮本忠典さん、山原さくらさんを始めとする防府競輪メンバーの皆さんに伝えました。決勝レースもみんなでレース映像をみて応援してくれていたようですごく嬉しかったです。

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初優勝の賞金で自分へのご褒美は何かされましたか?

自分にというよりは、周りで支えてくれた方々やお世話になった方々に恩返しでお食事などを御馳走したいと思っています。

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中学高校とバレーボールを経験したのちに、競輪選手を目指したきっかけはなんですか?

中学から高校までバレーボールをやって、一度就職をしたのですが10代の勢いでなにか(新しいことを)始めたいと思った時に弟が自転車競技部に入ったこともあって、それがきっかけで競輪選手を目指そうと思いました。



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日本競輪選手養成所時代に話題を移します。1年間の伊豆での生活はいかがでしたか?

養成所に合格するまでに2次試験を2回落ちたのでアマチュアの時代が長かったです。その時の練習もきつかったので(土台ができていて)養成所の練習はそれほどきつくは感じませんでした。



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練習以外で楽しかった同期との思い出などはありますか?

橋本佳耶選手や比嘉真梨代選手などの同期のメンバーがふざけ合ったりしている時は面白かったですし、みんな仲が良かったので楽しく過ごせました。

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渡口選手といえば、実弟の渡口勝成(119期)も競輪選手ということがあげられます。弟さんと一緒にバンク練習やレース運びの話などされますか?

練習を一緒にすることはあまりないのですが、レースのアドバイスはもらいます。

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「初志貫徹」を座右の銘とされているとお聞きしました。その意図を教えてください。

レースの戦法で言えば自力主体でいることを(初心として)忘れずにいたいと思っています。



渡口まりあ(114期・山口)バレーボール経験を経てガールズケイリンへ、デビュー4年での初優勝!【後編】に続く

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