Q:ガールズケイリンが10周年を迎えました。率直な気持ちを聞かせてください
「もう10年経ったんだ!」という思いです。
2期生としてデビューしましたが、私はガールズケイリン復活前のエキシビションレースから参加させてもらっていました。
「勝ちたい」という気持ちや「レースでのバチバチ感」は、その当時から今でも変わっていません。
選手数も年々増え、ガールズケイリンのレベルが上がっていることを実感しています。
Q:ガールズケイリンの選手になった経緯を教えてください。
高校から自転車競技を始め、明治大学卒業後は実業団に所属していました。
中距離種目が専門でした。
ガールズケイリンにはもちろん挑戦するつもりでしたが、1期生を募集していた頃はロンドンオリンピック出場を目指していました。
それで、2期生として受験しました。
デビュー1年目は「1期生vs.2期生」という雰囲気の中で戦うことが辛かったです。
後輩期が増えるようになって、1期生との絆がどんどん深くなっていったと思います。
Q:ガールズケイリン10周年記念開催「オッズパーク杯ALL GIRL'S 10th Anniversary」はいかがでしたか?
全てが楽しかったです。
10周年を迎えて初めてのガールズ選手だけの開催。
それぞれに思うことが色々あったと思います。
終わり方も最高でしたし、感動して泣きそうになりました。
「大きな意味のある開催だった」と実感しました。
開催が終わってから1期生とたくさんお話をしました。
「寛子ちゃんには、これからも本当に頑張ってほしい」
そう言ってもらえて感動しましたし、嬉しくてしょうがなかったです。
Q:ガールズケイリン選手で良かったことはなんですか
たくさんのファンが応援してくれることです。
どんな時でもファンが応援してくれたから頑張ってこられました。
自分の為だけだったら、ここまで続けられなかったと思います。
デビューしてからずっと、全てのレースを「ガールズグランプリに向けた戦い」という気持ちで臨んでいます。
その中で2015年・2016年・2020年は、ビッグレースで勝てず、ギリギリだったのでキツかったのを覚えています。
応援してもらえていることを考えると「よし、頑張んなきゃ!」って身体が動くんです。
私の一番の原動力です。
Q:これからの目標を教えてください。まずは石井選手個人としてはいかがでしょうか?
最大の目標は「ガールズグランプリ」に出場し続けることです。
「ガールズグランプリに乗れるか乗れないか」に人生をかけています。
年々、ガールズグランプリの出場権争いが激化している中、全てのレースが勝負です。
危機感を持ちながら、目標達成のために頑張っていきます。
Q:ガールズケイリンを「こうしていきたい」という目標を教えてください
もっとメジャーなスポーツにしていきたいです。
そのために、もっと選手がテレビなどのメディアに積極的に出演して、宣伝することも大事だと思います。
幅広い層の方々に応援していただけるように。
そして「競輪選手という職業」にも興味を持ってもらえるようにしたいです。
Q:最後にガールズケイリンのファンへメッセージをお願いします
今年はガールズケイリン総選挙の投票数が7,000票を超え、2位に選んでいただきました。
本当に嬉しいですし、感謝しています。
応援してくれる方々に恥じない走りをして、これからもっと応援されるように頑張っていきます。