Q:ガールズケイリンが10周年を迎えました。率直な気持ちを聞かせてください
6期生の112期としてガールズケイリンの世界に飛び込み、先輩方が作り上げてくれた舞台で戦ってきました。
「道半ばのガールズケイリンを一緒に作り上げる挑戦」をしている思いで、今はいます。
1期生の中村由香里さんは、私にとって師匠に次ぐ恩師です。
京王閣競輪場で練習を始めた頃から、師匠が競走で居ない時は一緒にトレーニングをさせてもらって、競輪学校(現:日本競輪選手養成所)の試験対策なども教わりました。
中村さんの"ガールズケイリンに対するアツイ想い"を、その当時からずっと感じていました。
Q:ガールズケイリンの選手になった経緯を教えてください。
テレビで1期生のドキュメンタリー番組を見たことで、ガールズケイリンの存在を知りました。
その時の私は現役のスピードスケート選手でした。
「新しいスポーツが始まったんだ!」と楽しんで番組を見ながらも、同時に遠い存在にも感じていました。
その後、スピードスケートを引退するとき「今までの経験を生かしていきたい」と思い、真っ先に頭に浮かんだのが、ガールズケイリンでした。
すぐに挑戦することを決意し、京王閣競輪場での練習をスタートしました。
デビュー後は「強くなりたい」という気持ち一心でした。
その後は「自分だけではできないトレーニングをしてみたい」という思いから、ナショナルチームに入り、自転車競技への挑戦も始まりました。
たくさんの環境の変化もあり、ここまでは本当にあっという間でした。
Q:思い出に残っていることはなんでしょうか
地元の京王閣競輪場で初優勝(2020年2月)したことが、一番の思い出です。
4度目の京王閣参戦でやっと初優勝できたんです。
その決勝はこれまでで一番緊張しました。
Q:ガールズケイリン選手になって感じた魅力を教えてください
デビューした瞬間から、たくさんの競輪ファンの方々が応援してくれることです。
レースでの声援はもちろん、「車券を買うことで応援してもらっていること」も実感できます。
一走一走、責任感を持って走れますし、応援への感謝の思いを自分の走りで体現できるところが魅力だと思います。
Q:これからの目標を教えてください。まずは梅川選手個人としてはいかがでしょうか?
ガールズケイリンでは、毎年「ガールズグランプリ」に乗ることを目指しています。
自転車競技では、パリオリンピックを目指して強化してもらっているので、大きな大会を視野に入れてステップアップしていきたいです。
Q:ガールズケイリンを「こうしていきたい」という目標を教えてください
他競技からのセカンドキャリアとして、ガールズケイリンに挑戦する選手が増えたらいいなと思います。
私のように他競技で手に入れたフィジカルやメンタルは、間違いなくアドバンテージになると思います。
自転車も努力すれば乗りこなせるようになるので大丈夫です!
このガールズケイリンが「価値のあるプロスポーツ」だと思われるようになるべきとも感じます。
私はとても良い職業だと感じています。
Q:最後にガールズケイリンのファンへメッセージをお願いします
10周年を迎えられたのは、お客様のおかげです。
これからも成長していく姿を見せて、もっとたくさんの方々に応援してもらえるように頑張っていきます。
その姿が、他競技をやっている選手たちにも伝わっていくといいなと思います。
これからも、応援よろしくお願いします!