Q:ガールズケイリンが10周年を迎えました。率直な気持ちを聞かせてください。
10周年記念の記者会見や"オールガールズ" (平塚競輪で行われたALLGIRL'S10th Anniversary)に参加して、1期生・2期生の先輩方が土台を作り上げてくださったからこそ、私たちが走りやすい環境で戦えていることを改めて実感しました。
"オールガールズ"の時に1期生の先輩方へ、後輩期の全選手でお礼を伝えに行きました。
"オールガールズ"の雰囲気は、今まで経験した開催の中で一番アツかったです!!
お客様もたくさん来場し応援してくださいましたし、選手たちの熱量も凄かったです。
Q:ガールズケイリンの選手になってからこれまでを振り返っていただけますか
先輩たちの背中を追っていたはずが、いつの間にか追われる立場となり、「挑戦者」という気持ちは少しずつ薄れてきました。
でも、その分しっかり責任を感じながら戦うようになりました。
アジア選手権で優勝して、『アジアチャンピオン』になったことで「負けられない!」という気持ちも増しました。
練習への取り組み方も変わりました。
尋常じゃないくらい、毎日の練習はキツイですが、「強くなれるチャンス」だと思えるようにもなりました。
今は競走でも練習でも、常に明確な目標を持って取り組んでいます。
Q:思い出に残っていることはなんでしょうか
1着を取れると全部嬉しいし、負けたレースは全部悔しいんですけど...
一番泣いて喜んだのは、「ガールズグランプリ2020トライアルレース」です。
ナショナルチームの選手が全員、同じグループにいた中で勝てたのは、余計に嬉しかったです。
一番悔しかったのは、世界選手権での銀メダルです。
いまだにとても悔しいです。
世界選手権の後にチャンピオンズリーグがあって、長くヨーロッパに滞在しました。
そこで色々な経験をできたからこそ、今年の「ネーションズカップのメダル獲得」や「アジア選手権の優勝」に繋がって、今があるんだと思います。
ナショナルチームに入って「まだ2年しか経っていないんだ」って思うくらい、たくさんの経験をさせてもらっています。
Q:これからの目標を教えてください。まずは佐藤選手個人としてはいかがでしょうか。
ガールズケイリンを走れる機会をいただけたときは「確実に勝つこと」が自分に課している最低限の目標です。
自転車競技との両立でガールズケイリンの出走数が少ないので、「ガールズグランプリ」に乗るために、非常に厳しい戦いをしています。
その中でも出場権を獲得できたら、「ガールズグランプリ」で優勝することが目標です。
そして自転車競技では「オリンピックでメダルを獲ること」が目標です。
Q:ガールズケイリンを「こうしていきたい」という目標を教えてください
"オールガールズ"のようなガールズ選手だけで行う開催が、今後は増えていったらいいなと思います。
そして、ガールズケイリンが「スポーツ」として、もっと広く認知されてほしいとも思っています。
子供達にも興味を持ってもらえて、もっと多くの方々に応援してもらえる競技になってほしいです。
Q:最後にガールズケイリンのファンへメッセージをお願いします
いつも応援ありがとうございます!
「ガールズグランプリ」に繋がる走りができるように頑張ります。
これからも応援よろしくお願いします!