日本競輪選手養成所での生活を振り返っていただけますか？
共同生活や集団での練習に苦戦する時期もありましたが、ここでのキツい練習もこなしていかないとデビュー後に待っている久留米での練習にもついていけないと思い、それがモチベーションになって頑張れていました。自分を鍛えることは嫌いじゃないので、成長するために前のめりな姿勢で臨んでいたつもりです。
あとはキツいときに相談できる仲間ができたことは良かったです。それと、ご飯が美味しくてよくおかわりしていました。（笑）
118期は強い選手が多い印象です。それについてはいかがですか？
同期は負けず嫌いで、ケイリンに対して熱く真剣というか…プロ意識がとにかく高い選手が多いと思います。
同期で仲の良い選手はだれですか？
日本競輪選手養成所で部屋が一緒だった野崎菜美選手（山口）と下条未悠選手（富山）とは、仲がいいですね。怪我をしたときに着替えを手伝ってもらったこともありました。オンオフの切り替えがハッキリしていて、ふたりのポジティブさに元気をもらっています。アドバイスをもらったり相談したりする、大切な仲間です。居心地が良くて一緒にいて安心します。このふたりがいたから、日本競輪選手養成所生活も無事に終えられたなと思います。
愛猫（ももちゃん）について
もともと野良猫で、引っ越してきた先に出てきました。猫好きの村田奈穂選手（116期・熊本）に相談したら「去勢手術の費用半分出すからして」と言われ、責任を持って手術しました。今は地域猫として街の方にも可愛がられる存在です。私が帰ってくると家に入ってきますね。一人暮らしで寂しいときもありますが、すごく人懐っこくて、癒されています。
廣木選手といえば、ホームバンクが久留米競輪場で強豪選手が揃っていますよね。藤田一門での練習内容や、先輩方との交流があれば教えてください。
師匠はその人に合わせて、苦手な部分を強化するメニューを組んでくれます。児玉碧衣選手は、人のことをしっかり見てくれていてアドバイスをくれますね。人の長所を見つけるのが得意で、言葉選びがすごく上手いんです。強くて人もできている、尊敬できる選手ばかりです。
今現在の強化している練習内容や、自身への課題についてお聞かせください。
低速からのダッシュが苦手なので、意識して強化しています。早い選手が後ろから来てもついていけるように、今は２０２３年の1月に開催されるガールズケイリンコレクション２０２３のトライアルレースで少しでも結果を残せるよう練習しています。
今後どんな選手になりたいですか？
石井寛子選手（104期・東京）や小林莉子選手（102期・東京）のように、レースを見極めて上手く立ち回れる選手になりたいです。自分の持ち味を活かしながら、仕掛けるタイミングを見極めていきたいです。
2023年の抱負をお聞かせください。
１/6～1/8に大垣での開催に参加します。ガールズケイリンコレクション２０２３のトライアルレースで強い選手も多いのですが、少しでもいい着が取れるように頑張ります。自分なりに精一杯走り切りたいです。
最後にファンのみなさまへメッセージをお願いします！
思うような順位が取れないときから応援してくださっているファンのみなさまには、感謝しきれません。強い人に勝てたときにはメッセージをくれることもあって、すごく励みになっています。また勝てるように頑張ります。これからも応援よろしくお願いします！
