松本記者しか知らないガールズ選手の秘話や“いい話”を紹介します。
練習の指示をしてくる感じではないけど、自分が困っている時に聞きにいくと何でも教えてくれる。
困っている時に一番的確なアドバイスをくれる大事な存在です」
競輪選手が地元バンクでデビュー戦を走れることはとても名誉なことだ。
111、112期の卒業記念レースも静岡競輪場で行われてすごく盛り上がった。
デビュー戦は家族や知り合いが見に来てくれました。
ガールズケイリンに進むことを最初は反対していた母方のおじいちゃんも応援に来てくれて、本当にうれしかった」
決勝進出も果たした。
順風満帆な選手生活をスタートさせた。
あんまり記憶がないんです。
レースのことも緊張であまり覚えていないけど、とにかく周りの選手より軽いギアで走っていました。
ガールズケイリンのことをよく知らなかったんだと思います」
積極的なレースをする吉村早耶香をファンにアピールした。
吉村と愛犬のバウちゃん
大事には至らず、3月高知では2回目の優勝を達成。
勢いに乗るかと思ったが、夏の練習中に落車。
右腕を骨折してしまったのだ。
3ヶ月休んだので、焦りもありました」
同期の活躍も刺激になり、早くレースに復帰したいという気持ちを持ち続けたことで、10月の復帰から4場所目の富山で優勝を決めることができた。
この頃のことを振り返り「腰の痛みが出ていたこともありますが、チャンスがある開催でも優勝をモノにすることができなかった。
練習だけでは補えないものがあると思って同期の梅川風子さんに相談をして1から作り直そうとなりました。開き直りました」
名古屋の落車では左鎖骨を骨折したが、大きく崩れることはなくなった。
基礎から作り直した成果で、下地がしっかりしたことで成績が安定してきたのだ。
今年に入ってからも京都向日町、京王閣を連続優勝。
2023年から新設されるガールズケイリンGⅠレースでの活躍も期待される。
違反点の累積があり、6月はあっせんしない処置。
競走得点でパールカップの出場権は取れていたので残念だけど、次のGⅠには出られるように頑張りたい。
6月は1ヶ月計画的に練習をして7月に戻った時にいいレースができるようにしたい」
姉がガールズケイリンで活躍する姿を追いかけて選手を目指しただけにカッコいい姿は見せていきたい。
一度(日本競輪選手養成所の)試験は落ちてしまい、2度目で合格。
師匠は自分と一緒で村本大輔さん。
これからは一緒に練習をすることもできるし、自分にとっても大きい。
妹は自分と違ってしっかりしている。
頼れる妹なので、2人で頑張っていきたいですね。
いずれはビッグレースに2人で参加できればいいですね」と話してくれた。
生年月日:1997年7月28日
期別:112期
身長:163.0cm
登録地:静岡県
詳しいプロフィールはこちら
誕生日:1979年5月1日
所属:デイリースポーツ(競輪記者歴13年)