この年から始まった同期だけの戦い「ルーキーシリーズ」で選手としての第一歩を踏み出した。
初白星をゲットした。
レースのことは何も覚えていない。
最終日はやっと自分で踏み込んでいけたことだけは思い出しました。
一般戦でも勝てたことはうれしかったですね」
先輩たちと激突するレースでもしっかり車券に貢献していく。
自分からレースを動かすことはまだできなかった。課題はありました。
同期が次々と優勝をしていく様子が目に入り、焦りもありました。
練習仲間にも『脚力があるのに結果がでないのはもったいない』と言われていました」
永塚祐子、増田夕華の2人も本格デビューから1年以内に優勝。
同期の活躍は杉浦の発奮材料となった。
写真左から尾方真生、永禮美瑠、杉浦
「絶対に優勝する」と強い気持ちを持ってレースに臨んだ。
機動力自慢の日野未来、地元で気合が入る近澤諒香、太田瑛美とそろっていたが、最終2角からまくり発動。
最終2センターで逃げる太田を捕らえて、初優勝を達成した。
決勝も得意な2コーナーからのまくりを決めることができた。
初優勝はすごくうれしかったし、同期に追い付けた感じがありました」
3場所連続Vを達成した。
着実に力を付けている。
6月には新設GⅠパールカップ(岸和田)に出場。
7月にはガールズケイリンフェスティバル(函館)の出場も決まっている。
豊橋競輪場が改修中で使えないのが痛い。
先日、同期の増田夕華ちゃんと一緒に伊豆のサイクルスポーツセンターで合宿をした。
パールカップの前には名古屋競輪場へバンク練習にも行く。
初めてのGⅠは自分より強い人との戦いになる。
今の自分の自力では厳しいと思うし、展開をしっかり考えていい位置を確保しながら戦いたい。
ちぎれてしまったら勝負にならないと思うから」と総力戦で挑む構えだ。
写真左から増田夕華、杉浦
職業にしたガールズケイリン。
選手としてはまだまだ伸び盛りだ。
ガールズケイリンの選手になってよかったことは日本全国のいろんな所に行けることと、オンとオフがはっきりしていること。
あとは好きなものも買えること。
車もレクサスを買うことができました。
もちろん選手としては大きいレースに出たいけど、まずは普通開催でコンスタントに優勝できる選手になりたい。
その先にビッグレースがあると思うので」
レーススタイルが好きなのは梅川風子さん。
まくりの威力が強烈で憧れがあります」
上位陣相手でも一発の魅力を秘めている。
追いかけて損をしない選手。
今後の活躍から目が離せない。
期別:118期
身長:160.0cm
登録地:愛知県
誕生日:1979年5月1日
所属:デイリースポーツ(競輪記者歴13年)