お姉ちゃんが活躍しているし、比較されることはわかっていた。
結果が全ての世界だし、頑張らないといけないと改めて思いました」
120期の同期たちと。
下段:太田瑛美(左)、西脇美唯奈(右)
姉の太田美穂は地脚タイプ。
姉妹で脚質が違うのはガールズケイリンあるあるなのかもしれない。
(※東京の石井寛子、貴子姉妹も姉の寛子はダッシュ、妹の貴子は地脚)
ナショナルチームの練習に参加するとメンタルがガタガタになりました」と話す。
卒業記念レースは決勝進出を果たし、6着で養成所生活を終えた。
練習グループは姉を筆頭に地脚タイプの先輩が多い。
ダッシュタイプの瑛美にとっては最高の練習環境だ。
師匠の萩原操や同門の中川貴史と一緒の参加ということもあり安心感があった。
デビュー戦で初白星を挙げた。
予選2は4着、決勝進出をきっちり果たすが決勝は6着で終わってしまった。
レース内容は初日が良かったのに、2日目以降が…。
優勝を意識し過ぎて焦っていたのかもしれないです」
優勝こそないがコンスタントに決勝進出を繰り返しレベルを上げていった。
松山を走る前に内野艶和(11月17日・武雄)、山本さくら(11月21日・富山)、飯田風音(11月26日・いわき平)と続けて優勝していた。
自分も続きたいと思って松山に入って、優勝することができた。
競輪祭(ガールズグランプリ2021トライアルレース)の裏開催だったけど良かったです」
4月には118期、120期の上位7人で争われたフレッシュクイーン(平塚)に繰り上がりながら出場。(先行するも尾方真生にまくられて6着)。
姉の太田美穂(写真左)と太田瑛美
11月には上位28人しか出場できないガールズグランプリ2022トライアルレース(小倉)への出場も決めた。
原因は自分の中で整理はできているそうだ。
決勝になると緊張して戦い方が弱気になっている。
いままでなら駆けていたタイミングでも弱気になっている。優勝を狙い過ぎていると思う。
先日のGⅠ・オールガールズクラシック(松戸)に参加して、上位陣との差を改めて感じた。
トップスピードも足りないし、1周半踏める脚力もない。
まだまだ練習するしかない」
当初は姉と2人で同じトーナメントに出場が決まっていたが、姉の美穂が負傷欠場になってしまい、姉妹で同じレースは持ち越しとなってしまった。
姉もケガが治ればGⅠに戻ってくる。GⅠの決勝を姉妹で走ってみたいですね。
そのためには練習して強くなるだけ。
今の楽しみは練習後のマッサージだけ。体のケアをしっかりしてGⅠで結果を残したい」
期別:120期
身長:149.8cm
登録地:三重
誕生日:1979年5月1日
所属:デイリースポーツ(競輪記者歴13年)