ガールズケイリン選手たちのレーサーやジャージ、シューズなどオリジナルのものやこだわりのポイントを紹介する「MY FAV」。
今回は、中村由香里選手(102期/東京)のお気に入りをご紹介!
中村由香里選手のMY FAV:①フレーム
フレームは「ブリヂストンTS9」です。2年半くらい前から使っています。
高価なフレームなので、発売当初はみんな敬遠してたんです。私は高いものは良いものだと思っていたので、発売後即購入しました。趣味が競輪なので、競輪にお金を使っています。新しいもの好きで、良いものをどんどん取り入れたいタイプですね。
(フレームの剛性感について)硬いフレームが好きです。乗り始めた頃は背中に反発がくることがあったんですけど、乗りこなせるようになってからは問題ないです。
以前使っていた「ブリヂストンTR9」と比べて非常に軽いです。その点もこのフレームを選んだ理由ですね。
中村由香里選手のMY FAV:②サドル
メーカーは「SELLE ITALIA(セライタリア)」。今はもう販売していない初期のモデルです。レースでは同じモデルの白を使っています。
新しいモデルも出ているんですけど、座面に使われている布の素材が違うんですよ。初期の素材の方が滑らないです。今使っている練習用とレース用の2つしか残っていないので、大事に使っています。
中村由香里選手のMY FAV:③ジャージ
師匠(田谷勇元競輪選手)がデザインしたジャージです。
「田谷道場」という名前は自分たちでつけました。深い意味はないです(笑)。私が弟子1号で、後から弟弟子が増えていきました。今一緒に練習しているのは5名です。
師匠は引退してからも週に1回トレーニング指導してくださって、今でもアドバイスをいただけるので、自分の競輪人生においてなくてはならない大切な存在です。
中村由香里選手のMY FAV:④レーサーパンツ
練習用のレーサーパンツです。メーカーは「メダリストクラブ」。ウレタンみたいな生地がこだわりです。
骨盤まわりにパットが入っているレーサーパンツだと、縫い目の部分で股ずれしてしまうんです。だから長時間履く必要がある練習では、パットが入っていないレーサーパンツを履いています。レースのときは履いている時間が短いので、薄めのパットが入っている「チャンピオンシステム」のレーサーパンツを履いています。
中村由香里選手のMY FAV:⑤レーサーシューズ
デビュー当時からずっと「DMT」というメーカーのシューズを使っています。
ほかのメーカーのシューズも試してみたんですけど、自分の足に合う”反り”(シューズの内側)の角度が「DMT」しかなかったんです。このメーカーがなくなると私の走り方が変わってしまうっていうくらい、手放せないですね。
クリートにもこだわりがあって、つま先が下がった形で踏み込んでペダルを回すのが好きなので、クリートの角度が立っている赤にしています。(※青は角度が立っていない)
シューズは全部で4足持っていて、レース用と練習用に加えて予備もそろえています。
(シューズに限らず)レースの時はレース用のアイテムを使用することで「よしっ、今からレースだ!」って気持ちが入るので、分けて使うのが好きですね。
中村由香里選手のMY FAV:⑥シューズカバー
落車したときにシューズを守れるように、レースのときは必ずシューズカバーを使っています。カバーは壊れても2千~3千円なんですけど、シューズだと5万円くらいして高いので・・・。
丈の長さにこだわっていて、ふくらはぎのあたりにカバーがまとわりつくのが嫌なので、足首までの短いものを使っています。丈が長いものが主流で、短いのはあまり売られていないので、見つけたらすぐに買うようにしています。
中村由香里選手のMY FAV:⑦グローブ
レースのときは絶対にSSKのグローブじゃないと無理です。ほかのグローブも試してみたんですけど、自分の手のサイズにバチッとはまったのがこのグローブでした。しっかり手にフィットしてくれるので、グリップ感がちょうどいいんです。
手の甲にガードが付いているのもこだわりです。
中村由香里選手のMY FAV:⑧一本歯下駄
デビュー当時からウォーミングアップに使っている下駄です。練習用とレース用があって、この下駄は鼻緒が緩いので練習用として使っています。
元々は腰痛予防を目的に師匠から勧められたんですけど、今はそれだけではなくて、軸をしっかり整えたいという意図もあって使っています。
長年使っていると歯の裏に付けているゴムが減ってしまうので、定期的に付け替えてもらっています。