RACE REEPORT レースリポート

ガールズケイリン史上初のG1「パールカップ」初代女王は児玉碧衣選手!!

競輪開催レース 2023.06.16


6月15日(木)、岸和田競輪場で「第1回パールカップ」決勝レースが行われました。


東西別平均競走得点上位者を基本とした計28名の選手が選抜され、東西別の勝ち上がりで優勝を争う「パールカップ」。ガールズケイリン史上初のG1レース、その記念すべき第1戦目には多くの競輪ファンが駆けつけました。


東西対抗戦を制し、パールカップ初代女王の座を勝ち取ったのは児玉碧衣選手


白の1番車が児玉選手


最終ホームで久米詩選手と坂口楓華選手が牽制し合った瞬間を捉え、一気に踏み込んだ児玉選手は独走体制に。後続を大きく引き離して逃げ切り、優勝を決めました。


19連勝で決勝を迎えた久米選手が2着、坂口選手が3着に。また児玉選手は本レースでの優勝により、年末に開催されるガールズグランプリ2023への出場権も獲得!



◆児玉選手のコメント


初代女王になって、めちゃくちゃ嬉しいです!本当に嬉しい!

どこかの記事で「元女王」と書かれていて、悔しい〜と思っていたんですけど(笑)

3日間、気持ちの良い走りができました。


(決勝レースの展開について)逃げる準備も、捲る準備もしていました。

楓華(坂口選手)が動いて、詩(久米選手)の横で止まって、二人が見合う形になって。

そこでペースがガクッと落ちたので「ここしかない!」と思って、思い切り踏みました。



初日と2日目で1着をとれていたことが自信になって、躊躇なく踏み込めたのかなと思います。(最終ホームは)バックでモニターを通して、後ろの選手と車間が空いているのが見えました。「ここで油断すると抜かれるだろうな」と思ったので、最後まで目一杯踏みました。



(昨年末に怪我をして)今年はスタートからあまり良い成績を残せず、「またトップで戦えるのかな」という不安をずっと抱えていました。でも(鎖骨の)ワイヤーを抜いてからはいつも通り走れて、初のG1で完全優勝することができました。


今回の優勝は自信にもなったし、今後の自分の成長につながるんじゃないかなと思っています!


一番最初にガールズグランプリへの出場権を獲得できたことも嬉しいです。誰よりも早く調整ができるし。ガールズグランプリを視野に入れつつ、一戦一戦、勝ち星をあげていきたいです!



◆ レース結果

1着:1番車 児玉 碧衣選手(108期・福岡)

2着:2番車 久米 詩選手(116期・静岡)

3着:6番車 坂口 楓華選手(112期・京都)

4着:4番車 柳原 真緒選手(114期・福井)

5着:7番車 那須 萌美選手(114期・宮崎)

6着:5番車 荒牧 聖未選手(102期・栃木)

落車棄権:3番車 小林 莉子選手(102期・東京)



6月末に函館競輪場でのミッドナイトレース、7月には同じく函館でガールズケイリンフェスティバル出場を控えている児玉選手。「函館はまだ良い思い出がないので…次は、完全優勝で!」と今後の意気込みを語りました。


次のG1トーナメント「オールガールズクラシック」は、10月2日(月)~4日(水)に松戸競輪場で開催。「ガールズグランプリ2023」の出場権を手にするのは誰か、注目の争いに目が離せません!

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