
6月13日(木)、岸和田競輪場で「第2回パールカップ」決勝レースが開催されました。
パールカップは、2023年に新設されたGⅠレースのひとつ。ガールズグランプリ2023上位選手や、東西別平均競走得点上位者を基本とした28名の選手が競い合うトーナメント制の特別レースです。
昨年優勝の児玉碧衣選手や選考順位上位の選手が敗退するなど、大混戦となった今年のパールカップ。波乱の東西対抗戦を制したのは、石井貴子選手(106期・千葉)!

オレンジの7番車が石井貴子選手
スタート直後に吉村早耶香選手が先頭に出るも、それを抑えた山原さくら選手が1番手に。2番手に吉村選手、3番手に尾崎睦選手の隊列に落ち着きます。
打鐘後、後方にいた奥井迪選手が猛烈なスパート。石井貴子選手がそれに続き、尾崎選手が外を踏んで両者を追う形に。
奥井選手が先頭のまま迎えた最終ストレートで、石井選手が奥井選手を差し切りゴール!奥井選手は2着、尾崎選手が3着に。石井選手は自身4年ぶりとなるビッグレース制覇で、ガールズグランプリ2024の出場権を獲得しました。
◆石井選手のコメント

(優勝したことについて)本当に信じられなくて、何回も頬をつねってるんですけど……。ちょっと痛いです。大丈夫そうです(笑)。

(レースの展開については)ただただ恵まれたと思います。7番車だったので、7番手まわりのスタートになるだろうと思っていたんですけど、まさか奥井選手の後ろになれるとは思っていなかったです。
後方だったので、比較的早めにレースが動くだろうなと考えながら、自分のことに集中しようと思って走っていました。

(奥井選手の番手になっても)そんなにスルリと行けないだろうなと思っていたので。並走しても「絶対に勝負権のあるところは渡さない」という気持ちで走りました。1コーナーで3車並走になっていましたし、何とか取り切れてよかったです。
最後の直線は必死でした。ゴールしたあとは、差せてるといいな……と思いながらビジョンを見て。私のことを映してくれてるな〜と思いながら、3コーナーを周った記憶があります。

(ケガの影響で苦戦していた時期を振り返って)骨が折れてもくっつくし大丈夫なんですけど、心が折れてしまって……。もう走れないんじゃないかなと思った時期もありました。またこんな日がくるなんて、信じられないです。

ケガをしてから今日まで、「その日にできること」を考えて精一杯やることをテーマに取り組んできました。
ケガをする前と比べてもどうしようもないこともあるんですけど、今の自分にできることを前よりもできるように頑張ろうと思いながらやっています。それは今後も変わりません。
この先もちょっとずつ、ひとつずつ、やっていければいいなと思っています。

◆ レース結果
1着:7番車 石井 貴子選手(106期・千葉)
2着:2番車 奥井 迪選手(106期・東京)
3着:5番車 尾崎 睦選手(108期・神奈川)
4着:3番車 柳原 真緒選手(114期・福井)
5着:1番車 當銘 直美選手(114期・愛知)
6着:4番車 吉村 早耶香選手(112期・静岡)
7着:6番車 山原 さくら選手(104期・高知)
2021年に落車によるケガのため長期欠場を経験するも、初出場のGⅠレースで見事な復活優勝を果たした石井選手。2020年以来となる「ガールズグランプリ2024」への出場権を獲得し、7月には松戸競輪場で開催される「ガールズケイリンフェスティバル2024」への出場も決定しています。ケガを克服し、さらなる高みへ歩み続ける石井選手の活躍にこれからも注目です!