トラック中距離種目の日本代表選手たちが日本競輪選手養成所へ
2020.06.02
自転車競技のトラック中距離種目で、日本代表として活躍している窪木一茂選手・新村穣選手・吉川美穂選手・内野艶和選手が日本競輪選手養成所(Japan Institute of KEIRIN:日本最高峰の競輪選手養成所)に入所した。
当初、5月14日に予定していた『第119回・第120回選手候補生入所式』。
新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から延期が発表。
5月29日に行われた入所式も“3密対策”として、来賓及び選手候補生関係者の出席を無しにし、時間も大幅に短縮。
新型コロナウィルス感染症拡大防止に万全を期した上で規模を縮小し実施した。
2016年リオデジャネイロオリンピック日本代表の窪木一茂(くぼき・かずしげ)選手は、オリンピックや世界選手権などでの活躍が認められた者が得ることのできる受験資格「特別選抜試験」で入所。
このように抱負を語ってくれた。
「もっと強くなりたい!」「学びたい!」という想いで、競輪選手になろうと決めました。
養成所での目標は※ゴールデンキャップと早期卒業です。
※記録会で、200mから3000mまでの4種目の設定タイムをクリアすれば授与される訓練時に着用するヘルメット。成績によって、金(ゴールド)・白・黒・赤・青と能力区分される。
競輪選手になってからは『KEIRINグランプリ』やGⅠの決勝にあがりたいとウチに秘めています。
自転車競技では、パリオリンピックのチームパシュートでのメダル獲得が目標です。
集団生活には慣れているので、養成所での生活を楽しんでいます。
現在もナショナルチームで活躍している新村穣(しんむら・みのり)選手は、こんな抱負を語ってくれた。
いままで自転車競技の中長距離の選手でS級までたどり着いた選手がいないので、S級の舞台でも活躍できる選手になりたいです。
自転車競技では、パリオリンピックへの出場を確実なものにしたいです。
もともと競輪選手になろうと思って自転車競技を始めたという吉川美穂(よしかわ・みほ)選手は、こんな話をしてくれた。
養成所では18歳・19歳の若いパワーをもらって、(現在27歳の)私も精神的に若くなった気でいます(笑)
いまの目標はゴールデンキャップと反省文を書かされないことです(笑)
簡単なことでは無いですが、ガールズグランプリに出場できるような競輪選手になりたいです。
自転車競技では、パリオリンピックでのチームパシュートの出場枠が取れるように頑張っていきたいです。
この他にも、ジュニアトラック世界選手権で優勝した内野艶和(うちの・つやか)選手など、第119回生(男子)72名、第120回生(女子)22名の計94名が入所した。
けいりんマルシェでは今後も119回生、120回生に注目していく。
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