飲んべえモデル村田倫子とギャンブル酒場 vol.10「豊橋競輪場」前編
2019.06.26

ほかのおつまみセットだって、驚くくらいお財布に優しい。

「みんなが楽しくお酒を呑んでくれるのが一番」と
ぼそっと呟くお父さん。

これだから、競輪グルメは魅力的なんだよな。
安くて美味しいのは勿論なのですが、お金では買えない、静かな人情があるんです、とても。
あ、みてください。
なんだかレトロな一角が。

入ったときから、懐かしい雰囲気の場内だと思っていましたが
ところどころに、このような仕掛けがあるのは面白いですね。
さて、お次はメインスタンドの特別観覧席のフロア内にある、「食事処豊」へ。

このフロアは有料になるのですが、場外開催時であれば100円で入場できます。
たったワンコインで、冷暖房完備で快適な空間でまったりできるなんて、夏場は即行で恩恵を受けたい……笑
こちらでは、愛知県の名物「どて煮 350円」と赤味噌の「豚汁 380円」を。

名古屋市を中心に愛知県で愛されているローカルフード、どて煮。牛すじやモツを八丁味噌でじっくり煮込んだもの。
八丁味噌は愛知県だけで作られているご当地ものです。
濃密に照り輝くモツ。旨味をぎゅんとつめて、ビターな香りと甘みを届けます。

しっかりとした味わいなのにくどすぎない。この絶妙なバランスは、そうね、お酒が欲しくなりますね。
大ぶりな器にたっぷりと波打つ赤い豚汁。
豚肉、人参、豆腐、こんにゃく、ゴボウ。具材が惜しみなくゴロゴロと入っています。


すーっと染み渡り、じわじわと血が通い身体が火照る。その余韻がとても心地よい。
赤味噌でコクがました豚汁。こちらの方がタイプかもしれません。
さあて、せっかくの遠征。まだまだ行きますよ。
レトロな看板がステキな「かじ屋亭」。

店先から漂う芳ばしい香りに誘われて、目があってしまったよはんぺん。


あなた……、随分と大きいのですね。小顔効果も期待できるこちらはなんと驚きの100円。
やはりお得すぎます。
弾力のあるすり身に、自家製の甘ダレが絡み合い、なんともリッチな一口。
秘伝のタレは店先の壺に、オープンスタイルで鎮座しているのでお好みでどうぞ。

大振りサイズばかりの豊橋競輪場。
そんな太っ腹マインドのおかげで、1,430円でお腹もすっかり満たされました。
いや、でもまだお小遣い(2,000円)には余力が……。
甘いものは別腹というわけで、貪欲に〆スイーツをいただきましょう!
豊橋競輪場、第1弾はこの辺で。
夏らしいもの、あたたかみのあるもの……いろいろな出会いがあったので第2弾もお楽しみに。
はあ、遠征版けいりんマルシェ、楽しいです。

村田倫子(むらた・りんこ)
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