イケメンコレクション

No.021

Profile2019.03.15

  • Benoît Vêtu ブノア・ベトゥ
  • 生年月日 1973年10月29日
  • SNSアカウント twitter instagram

Interviewインタビュー

編集部が選んだイケメン選手を紹介する「イケメンコレクション」
今回は特別編!自転車トラック競技 日本代表の短距離ヘッドコーチとして活躍中の現在45歳・フランス イエール出身、ブノア・ベトゥ(Benoît Vêtu)コーチにインタビューしました!

日本発祥のスポーツケイリン。2020年の東京オリンピックで日本代表が3大会ぶりにメダルを獲得するための“切り札”として2016年に招聘され、短距離ヘッドコーチに就任。

コーチとしてフランス、ロシア、中国の代表チームを指導。リオデジャネイロオリンピック中国女子チームスプリント金メダルをはじめ、北京オリンピック以降3大会でメダル5個、世界選手権でのメダルは30個以上の獲得へと導く。

今回ブノアコーチには伊豆での暮らしや奥様との出会いなどプライベートのことから、コーチになった経緯など、普段はなかなか聞けないことを、けいりんマルシェだけにお話してくれました。

 

大好きなものすべてがある伊豆の暮らし

 

―――偉大な挑戦

2016年のリオデジャネイロオリンピックの後、「いま日本代表チームがコーチを探している」と声をかけてもらったんだ。

ワオ!それは偉大な挑戦だ!!と言ったよ。

オリンピック開催国の代表チームのコーチをする機会に恵まれるなんて、夢みたいな話だと思ったよ。だから、母国のフランス代表チームの話を断って、この日本にきたんだ。

―――伊豆に惚れた!

2016年1月、アジア自転車競技選手権大会で中国代表チームのコーチとして、いま住んでいる伊豆にきたんだ。そのとき自分のFacebookに「伊豆に惚れた!」と数枚の写真を投稿したよ。

 

 

本当に伊豆が大好きだよ。海も山も、自転車ができる環境も、僕の大好きなものすべてが伊豆にはあるんだ。
子供たちを育てるのにも理想の環境だと思っているよ。

―――オフの日の過ごし方

大好きなバイク、ハーレーダビッドソンに乗ることもあるけど、基本的には家族と過ごしている。

 

 

自宅から海沿いを20キロくらい富士山へ向かってサイクリングすることもあれば、冬場は富士山近くにあるスノーパークへ行くこともある。時間があれば東京に行ったりもするよ。

でも、大抵はスポーツをしたり、自然にふれたりするなど屋外で過ごすことが多いね。

―――ロシア人の奥さんと4ヶ国語を話す息子たち

フランスチームのコーチとして、ロシア遠征へ行ったとき奥さんと出会ったんだ。

当時、彼女はロシアの自転車協会で働いていて、彼女のお母さんがフランス語の先生だったから、彼女はフランス語がペラペラだった。それで遠征中、僕らの面倒をみてくれていて仲良くなったんだ。その後もやり取りを続けていて、出会って2年後の2011年、僕たちは結婚した。

今は2人の息子と4人で暮らしている。
日本の学校に通う息子たちは、学校ではもちろん日本語を話しているから、とても流暢に日本語を話すんだ。そして家では、僕とはフランス語で、妻とはロシア語で話をするし、英語も少し話せるんだよ!

 

競輪での経験はすごく大切

 

―――世界一になるために25歳で引退

僕は選手として、とても早く競技生活を終えたんだ。16歳から自転車競技を始めて25歳で引退した。僕がずっと思い描いてた夢は「世界一になる」ことだったけど、それが不可能だと気付いたんだ。

当時、僕は2つの選択肢があると思っていた。
「30歳になっても世界一になれずに競技を諦める」
「コーチになって世界一になる夢を叶える」

世界一になる感覚は絶対に味わいたいと思っていたし、「自分自身が勝つこと」と「自分のチームが勝つこと」は、感覚的には同じだと思っていたんだ。

だから、「コーチになることが、自転車の世界に留まりつつ勝利の感覚を得られる一番いい方法」だと思って選択したんだ。

※ブノアコーチは選手として、世界選手権のチームスプリントで銀メダル獲得のほか、ワールドカップのスプリントでも6回優勝している

―――42歳でオリンピック金メダル獲得

『僕のスポーツ人生で最高の気持ちだった!』

その時、その気持ちがどんなによかったか想像もつかないだろうけど、金メダルを目標にしてきたから、リオデジャネイロオリンピックで(中国女子代表が)金メダルを獲れたことは本当によかったよ。

でも過ぎてしまえば、またそういう瞬間を味わいたくなるんだ。ある種の中毒みたいなものだね。

誰かがオリンピックでメダルを取ることの手助けをするときの気持ちって想像以上。だから、それをまた味わいたくなる。

日本チームでも“その感覚”を味わいたいと思っているよ。

―――競輪のレースに出ることで学ぶこともたくさんある

日本代表選手たちの競輪での経験は、世界の自転車競技に挑むためにはすごく大切だと思っている。
選手たちは気づいていなかったり、ときどき忘れたりしているけど、とても貴重な経験なんだ!

だって年間に想像もつかないぐらい、たくさんのレースを経験してるだろう。国際的な自転車競技では、そんなにたくさんのレースを走ることは決してないから、それが彼らに大きな影響を与えることは間違いない。

東京オリンピックはもう来年。僕たちはそれまでに“やるべきこと”をやるだけだ。それ以外の選択肢はないんだよ。

―――最後にメッセージをお願いします!

日本の選手たちがメダルを取るためには、競輪ファンの皆さんのサポートが不可欠です!
自転車競技の応援に来てください!

よろしくお願いします!

 

 

次はどんなイケメン選手が登場するでしょうか??
お楽しみに!

 

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