1着で寄付、オフは編み物職人! 地元愛あふれる下条未悠選手(富山・118期)

2025.12.10

男女合わせて約2,400名いる競輪選手には、さまざまな経歴や趣味を持った選手がいます。『推すスメ!選手インタビュー』では選手個々のプロフィールを、インタビューを通してひもといていきます。

 

今回は富山県・118期、現在25歳の下条未悠選手にインタビューしました。

中学2年生の時に親戚である表大暁選手の影響もあり、富山競輪場の愛好会で自転車競技を始めた下条選手。進学した氷見高校では、『JOCジュニアオリンピック』の500mタイムトライアルで優勝するなど、好成績を収めました。

2020年にデビューし、2024年にはキャリアハイの7回優勝を達成。今年は勝ちきれない壁にぶつかるも、前向きに練習を重ねているそうです。

富山県初のガールズケイリン選手として地元ファンから愛される下条選手。そんな地元へ恩返しがしたいという思いから、レースで1着になるごとに保育園や児童養護施設へ絵本やお米を届ける活動もしています。

元気いっぱいの下条選手は、周囲を明るくするムードメーカー。プライベートにも注目しました!

 

 

 

富山支部のガールズが5人に増えました

小さい頃から“食べること”が大好きで、3歳の時には大人と同じ量のごはんを食べていました。

今でも食べたいと思ったものは、食べるまで気が済みません。食に関しては、かなりどん欲です(笑)。

富山はすごく海鮮がおいしいんです!中でも特にエビとカニが好きで、スーパーでも買いますし、市場へ行ってその場で食べたりもします。

 

 

最近は編み物をよくしています。

キッカケはTikTokで編み物の動画を見て、「やってみたいな」と思ったこと。YouTubeで編み方を勉強しながら、色々なものを編んでいます。

うまく編めたのは、“花束ブランケット”です!車で使う自分用と、同期の國村美留莉に頼まれて、青いスズランの花をイメージしたブランケットも編みました。

 

 

オフにみんなと出かけることも楽しみの一つです!

増茂るるこさんと上野(東京)で食べ歩きをしたり、動物園でシロクマを見たりしたのも楽しかったですね。最近、私がアクションカメラを買ったので、1月には山本さくらと撮影がてら2人でお出かけする予定です!

富山支部のガールズ選手が5人に増えて、すごく良い影響を受けています。レース形式の練習もできるようになりましたし、練習後も海へ行ったり、金沢の『ひがし茶屋街』に行ったりと、プライベートでも楽しみが増えました!

 

函館ミッドナイト開催後に観光をしました

富山支部のガールズと山本さくらで海に行った時

 

 

地元での初優勝が転機

お父さんが柔道の先生をしていたので、小学校に入った頃から柔道は強制的にやらされていました。小学6年生の時に弟がやっていた相撲が楽しそうだったので、私も1年間だけやってみたら、全国大会に出場できちゃいました(笑)。

 

 

小学4年生の頃から始めた『エアロビック』というスポーツが一番楽しかったのですが、食事制限をしていたので、中学2年生の時に学校で倒れてしまって…。競技を続けられなくなってしまいました。

体を動かしたいし、「次は何をしようかな?」と考えた時に浮かんだのが、競輪だったんです。

師匠の表(大暁)さんは、お母さんのお姉さんの旦那さんで、私も小さい頃からテレビでレースを見ていたので身近なスポーツでした。

中学3年生の時に富山競輪場の愛好会に参加したら、バンクを走るのがすごく楽しくて!競輪選手を目指すために自転車競技部のある氷見高校に進みました。

 

表大暁選手と

 

デビュー戦の『競輪ルーキーシリーズ』は、緊張しすぎて何もできなくて、師匠から「いつも練習で“1周駆けている”のにもったいないよ!」と言われました。

※スタートから前方のポジションを取り、他の選手に抜かれないように、残り1周またはそれ以上前から全速力で先頭を維持しようとする戦法

「“先行”してみてダメだったら考えよう」と気持ちを切り替えると、良い着順が取れるようになったんです。それから今でも、自分で仕掛ける積極的な走りを意識しています。

デビューして3 カ月で初優勝できた時は、自分でもビックリでした!家族や周りの人たちがすごく喜んでくれて、うれしかったことを覚えています。

 

転機となったのは、2024年の8月に地元の富山で初優勝したことです。それから4開催連続で優勝できて、結果的に1年間で7回優勝することができました。

セッティングもドンピシャにハマっていて、全てが“良い流れ”に乗っていましたね。

 

 

今年は、なかなか勝てず優勝もできず、“耐える1年”になりました。

選手生活の中で初めて停滞期を迎えて、「も〜、しんどい!!」となることもありましたが、ウエイトトレーニングなど、新しい挑戦ができた1年にもなったんです。

その結果、練習のタイムやスピードが伸びてきました。「選手をやっていく上で必要な時間だったのかな」と今は思います。

 

私はレースで1着を取れた時に、保育園や児童養護施設に絵本やお米などのプレゼントを届けに行っているんです。今年はあまりできていないんですけど…。

富山で生まれ育ち、選手になってからは地元の方々にたくさん応援してもらっています。1人では絶対にここまで来られなかったので、少しでも恩返ししていきたいです。

 

まずは、久しぶりの優勝を目指して!今、車券はちょっと買いづらいと思いますが、精一杯自分らしい走りで戦う姿をお客さんに見せられるように頑張ります!

 

 

プライベートQ&A

Q:家族構成

A:両親と弟が1人。仲がすごく良くて、友達みたいな家族です!お母さんは、大人になった私って感じですね(笑)。

弟は自衛隊に所属していて週末だけ駐屯地から帰ってくるんですが、よく2人でランチに行っています!

 

 

Q:好きな漫画

A:『グラップラー刃牙』。お母さんの趣味で家に漫画があって、大好きなんです!私のバイブルです(笑)。

“刃牙博ッッ‼︎”には3回行きました(笑)。

 

 

Q:最近ハマっているもの

A:『STARGLOW』!人生で初めてファンクラブに入りました!

※『BMSG(SKY-HIが設立した音楽マネジメントレーベル)』主催のオーディションから誕生したアーティスト

メンバーはRUIくんを推しています。長崎の川島勝さんの甥っ子なんですよ。

RUIくんは、13歳の頃に『BE:FIRST』のオーディションにも参加していて、注目していたんです。

当時の、あどけないスーツ姿で踊っている姿を動画で見ると、いまだに「かわいい〜!」ってなります(笑)。

人生で一度もライブに行ったことがないので、『STARGLOW』でライブデビューしたいです!

 

Q:よく見るYouTube

A:ゲーム実況がめっちゃ好きです!私はゲームをやらないんですけどね(笑)。

『キヨ。』のチャンネルが好きで、開催にも動画をUSBに入れて持って行って、みんなが寝静まった後に笑いを堪えながら見ています。

子どもが大好きなので、『COCHO COCHO』というチャンネルもよく見ます!

 

Q:美容へのこだわり

A:デビュー当初に尾方真生ちゃんと増田夕華ちゃんから誕生日プレゼントでもらった美顔器をずっと使っています。

他はあまり気にしていませんが、ストレスを溜めないことが一番大事だと思います!

私はそれで、ニキビや口内炎が全然できなくなりましたよ。

 

Q:やってみたいこと

A:グランピング、バンジージャンプ、海外旅行とか…

やりたいことがたくさんありすぎて、大変です!(笑)

 

 

下条未悠 Miyu Gejo

 

2000年10月20日生まれ、富山県射水市出身

身長169.0cm、登録地は富山県

 

2018年 全国高等学校選抜自転車競技大会 ケイリン・500mタイムトライアル3位

2018年 インターハイ 500mタイムトライアル2位

2018年 JOCジュニアオリンピック 500mタイムトライアル優勝

2020年 118期としてデビュー

2025年 100勝を達成

 

■詳しいプロフィールと出走情報はコチラ

 

    この記事が気に入ったら
    いいね! してね。

    その他の推すスメ!選手インタビュー

      おすすめの記事