【増田夕華選手】全長5m超え!“どデカイ”ピックアップトラック トヨタ ハイラックス

2024.02.23

“車好き”の選手も多い競輪界。

最新型モデルはもちろん、旧車やアメ車、超高級車からスポーツカーまで。

競輪選手自慢の愛車を紹介します。

 

My beloved car!

 

第8回は、存在感抜群のピックアップトラック!

持ち主は、車のイメージとは正反対!?な“おっとり系”キャラクター。

「せっちゃん」の愛称で親しまれるガールズケイリン選手です。

 

増田夕華選手(岐阜・118期)

 

 

 

おじいちゃんとおばあちゃんと競輪場へ

 

大垣競輪場から車で20分くらいの(岐阜県)池田町出身で、今でも実家で暮らしています。

小さい頃、毎週日曜日は私、妹、いとこの孫4人でおじいちゃんとおばあちゃんと大垣競輪場へ遊びに来ていたんです。

1コーナーの上からレースを見たり、場内の遊具で遊んだり、おじいちゃんの競輪仲間もそこらじゅうにいたので、車券が当たるとお小遣いをもらえたり(笑)。今思えば、(競輪の)英才教育ですね!

おじいちゃんが石丸(寛之)さんのファンだったんです。写真を見せもらって「めっちゃかっこいい!」って私も大ファンになり、飼っていたカメに「イシマル」と名付けました(笑)。

 

 

中学まではバレーボールをやっていました。

卒業後の進路を考え始めた頃、大垣競輪場でガールズケイリンを初めて生で見たんです。

レースでの加瀬(加奈子)さんの先行する姿がすごくかっこよくて!「やってみたいなあ」と言ったら後日、おじいちゃんから自転車が届きました。

それが自転車競技を始めたキッカケです(笑)。

初めての“個人競技”は、大会での緊張感やプレッシャーをすごく感じて新鮮でしたが、苦しかったところでもありました。

 

 

高2の時のインターハイではケイリンで2位、全国選抜大会は優勝。それで、ジュニアのナショナルチームから声をかけていただいたことを、自転車競技部の顧問の先生から聞きました。

私はすごく人見知りなので、知らない子ばかりのチームに参加するのは気が引けて断ったのですが、先生が「行ってこい」と(笑)。

伊豆ベロドロームでの合宿に参加して、もともと友達だった佐藤竜太とずっと一緒に行動してもらっていました。ガールズ選手では、菅原ななこ飯田風音が一緒でしたね。

高3の時には、日本代表としてジュニアアジア選手権のチームスプリントで準優勝できました。

 

でも、自分の感覚的には自転車競技が得意じゃなかったので、続けたい気持ちはなかったんです。

先生からも「高卒で(日本競輪選手)養成所に行ったほうがお金を稼げるし、いいんじゃない?」と言われ、競輪選手への道に進みました。

 

 

一番応援してくれていたおじいちゃんは高校2年生の時に亡くなってしまったので、競輪選手になったところを見せてあげたかったなと残念な気持ちです。

おばあちゃんはすっごく元気で、地元開催を走る時は毎回レースを見に来てくれます。選手紹介やスタート直前に「せっちゃーーん!!!」と大声で呼んでくれて、恥ずかしいけどありがたいです!

SNSでファンの方から「せっちゃんのおばあちゃんに挨拶しました」とDMをもらうこともあるんですよ(笑)。

 

 

プロ選手になって、“全てが自己責任”という雰囲気を少し怖く感じました。また、同期が(尾方)真生ちゃんをはじめ、初優勝するのが早くて焦っていましたが、名古屋で初優勝できた時(2021年3月)はすごくうれしかったです。

でも、そのあとは落車も多くて悔しい思いもしましたが、昨年は一度も落車することなく終えることができて、ケガをしないことの重要さも実感しました。

大垣の先輩選手にアドバイスしてもらったり、男子の同期も多いので、一緒に練習してもらって、ありがたい気持ちでいっぱいです。

苦手だったウエイトトレーニングにも取り組んでいます。

 

 

今は決勝に乗ることができても、強い選手がたくさんいるレースになると「自分がどうしたらいいか分からなくなる」ことが多いので、冷静に考えて走れるようになることが課題です。

今年は決勝での確定板を外さない選手になれるよう、頑張ります!

 

 

 

そんな増田選手が、自慢の愛車を紹介してくれました!

 

トヨタ ハイラックス

 

 

2022年に納車しました!

初めて自分で買った車です。以前はお父さんの(トヨタ)プラドに乗っていました。

 

新車で購入し、デッキ部分の鍵付きハードトノカバーや赤いアンダーカバー、マッドガードなどオプションを付けて、総額700万円弱くらいでした。

好きなポイントは、ピックアップトラックだというところで、見た目が気に入っています。

パーツや、車内にも赤色が使われているところも好きです。

職業柄、移動も多いので、何かあっても身を守ってくれそうなところも、安心して乗ることができていいですね!

 

 

親戚のおじさんが、大きくて真っ赤なアメ車のピックアップトラックに乗っているのですが、それがすごくかっこよくて憧れていたんです。

でも、さすがに左ハンドルは無理だし、大きすぎて運転できないなと思い、ハイラックスにしました。

 

納車してみると、思っていたより長くてビックリしました!

デッキのカバーも、私の身長では十分に手が届かないんです。一度車に乗って、思いっきり体重をかけて閉めないと半ドアになってしまうので、結構大変でした(笑)。

 

運転してみると意外と大きさを感じないですし、小回りもきいて乗りやすいです。

この車で福井や伊勢に遊びに行ったり、グランピングをしに行ったりもしました。荷物は着替えを乗せたくらいなので全くデッキを活かしていませんが(笑)、アウトドア系の遊びには、雰囲気が出ますよね!

 

 

私は“デコトラ”(デコレーショントラック)に興味があって、どうしても乗ってみたいんです!かっこいいですよね!

この車も「“デコトラ”みたいにしたい」と車屋さんに相談したのですが、「もったいない」と言われてしまいました(笑)。

なので、軽トラを買って“デコトラ”にする計画を、今ちょうど車屋さんと相談しているところです。

完成したら、近隣の競輪場での開催を走る時は“デコトラ”で行きたいと思います!

その際は、また紹介させてください(笑)。

 

 

皆さんの車券に貢献できるよう、頑張っていきます。

これからも、応援よろしくお願いします!

 

 

増田夕華

Setsuka Masuda

 

生年月日:2000年4月23日

身長:156.7cm

登録地:岐阜県

ホームバンク:大垣競輪場

◆詳しいプロフィールや出走情報はコチラ

 

 

 

【My beloved car!過去記事】

第1回 小林莉子選手 ダッチ ラムバン

第2回 深谷知広選手 ロールス・ロイス レイス

第3回 高橋朋恵選手 ホンダ CB400SS

第4回 吉田有希選手 メルセデス・ベンツ Gクラス

第5回 高木佑真選手 アルピーヌ A110S

第6回 大塚玲選手 マットモーターサイクルズ ヒルツ250

第7回 佐藤龍二選手 Jeep グラディエーター

 

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