自信を持ってもう一度オリンピックへ! 自転車競技中距離種目のエース・内野艶和選手(福岡・120期)
2026.03.03
男女合わせて約2,400名いる競輪選手には、さまざまな経歴や趣味を持った選手がいます。『推すスメ!選手インタビュー』では選手個々のプロフィールを、インタビューを通してひもといていきます。
今回は福岡・120期、現在24歳の内野艶和(うちの・つやか)選手にインタビューしました。
高校から自転車競技を始めた内野選手。その才能はすぐに開花し、2年時にインターハイで初優勝。
ナショナルチームにも在籍し、『ジュニア世界選手権』で金メダルを獲得するなど、輝かしい成績を残してきました。
ガールズケイリン選手としてデビュー後もナショナルチームに在籍。2023年の『世界選手権』では銅メダルを獲得しました。2024年の『パリオリンピック』にも出場した自転車競技・中距離種目のエースです。
現在は『ロサンゼルスオリンピック』の出場枠獲得に向けて意気込んでいます。
自転車競技への思いやプライベートについても聞いてみました!

毎回「挑む」という気持ち
パリオリンピックには自信をもって臨みましたが、思うような結果を残せませんでした。
「このままで終わりたくない」という気持ちがあるので、いまは2028年のロサンゼルスオリンピックに向けて取り組んでいます。
去年は5カ月間くらいヨーロッパに拠点を置いて、いろいろなロードレースにも参加しました。すごく得るものが多かったと感じています。
今年の10月に行われる『世界選手権』からロサンゼルスオリンピックの出場枠をかけたポイント争いが始まります。
まずは『世界選手権』に選んでもらえるように、今後の大会でしっかり結果を出したいです。

あまりガールズケイリンの出場は多くないのですが、毎回「挑む」という気持ちで決勝を目指して臨んでいます。
開催へ行くと、美容のことも学ばせてもらっているんです。みんなすごくきれいにしているので、肌や髪のケアの仕方などを凝視して、「それは何のために使うものなんですか?」などと質問しています(笑)。
練習以外の時間は家で過ごしていることが多いです。読書が好きで、ミステリー系の小説をよく読んでいます。
私は一人で過ごす時間を絶対に確保したいタイプなんだと思います。その時間を使って、体と心を整えています。

癒しは愛犬の“ムク”です!もともとは私が伊豆で飼い始めたのですが、家を空けることが多くて寂しい思いをさせてしまうので、いまは実家に預けています。なので、私はすごく寂しいです…。
“ムク”に会いに実家へ帰ったりもしますし、いつもは動画を送ってもらっています。
ドライブも好きで、カフェに行ったりもします。ドライブ用にトヨタの『コペン GR SPORT』を買ったんです!
私が暮らしている伊豆は自然が多くて、運転していても気持ちの良い場所ばかりなので、天気の良い日はオープンカーにして走っています。

アジア選手権の金メダル
小学校から中学までバスケをやっていました。自転車競技を知ったキッカケは、中学2年生の時に、福岡県のトップアスリート育成事業『タレント発掘事業』に参加したことでした。
実際に自転車競技を体験して楽しかったので、久留米市の私立祐誠高校へ進学しました。
『ジュニア世界選手権』優勝時
高校時代、一番印象に残っているのは、2年生の時にインターハイの2000m個人追い抜きで優勝できたことです。
同期の飯田風音さんとは1年生の時のインターハイで知り合って、その後もナショナルチームで切磋琢磨してきました。
高校卒業後は進学も考えましたが、「自分の好きなスポーツを仕事にしたい」と思いガールズケイリンの道を選びました。

国際大会に出場するようになったのは2022年からでしたが、世界との差を痛感して常に不安と焦りがあって。なかなか結果も出なくて、自分の中で“限界”を感じていました。
コーチに「やめたい」と話もして、「あと2大会走ってから終わろう」と言われたんです。その時に出場した『アジア選手権』のチームパーシュートで金メダルを獲得できて、「もう一度頑張ろう!」と決意することができました。いつも刺激をくれる仲間たちの存在も大きかったです。
『パリオリンピック』への出場枠争いは最後まで接戦が続きましたが、出場が内定した時はホッとしましたし、すごくうれしかったです。

オリンピックの舞台は、すごく独特な雰囲気がありましたね。選手村は別世界に来たような感覚で楽しかったです。
レースはベストコンディションで迎えられたと思っていましたが、『チームパーシュート』が10位、『マディソン』は12位。思うような結果が残せず、悔しい気持ちもありながら、すごく良い経験になりました。
3年後にまた、『チームパーシュート』のみんなとオリンピックに行けたらいいなと思っています。

ガールズケイリンと自転車競技・中距離種目と比べると、ガールズケイリンはレース展開が早くて、一瞬で決断して動かないと手遅れになってしまうところに難しさを感じています。
でも、勝てた時はすごくうれしいですし、やりがいを感じます!
お金をかけてもらっていることを忘れず、少しでも良い着を取れるように毎レース頑張りますので、応援していただけるとうれしいです!
プライベートQ&A
Q:性格
A:よく笑っていると言われます。
ナショナルチームではずっと最年少でしたが、最近後輩が増えてきました。
前までは先輩たちに頼りっきりで、「平和に〜」みたいな感じで過ごしていましたが、いろいろと経験して、年下の子たちが頼ってくれるようになったからか、最近『MBTI』の診断結果が“仲介者(INFP)”に変わったんです。
「“上”と“下”に挟まれるようになったからかな〜」と、中間管理職的なことを思っています(笑)。

Q:好きなYouTube
A:『森ケの日常 -Gag Life Family-』をよく見ます。
子どもを自由に育てている感じが、見ていて「すごい!面白い!」ってなります。
私もいつか家族ができたらいいなと思います!
Q:好きな国
A:スイスです。優しい人が多くて、自然もきれいで、とても良い国でした!物価はだいぶ高いですが…。
Q:尊敬する人
A:母親。
自分が年齢を重ねて、一人暮らしをするようになり、だんだん「お母さんはすごいなあ」と思うようになりました。
内野艶和 Tsuyaka Uchino

2002年1月13日生まれ、福岡県糟屋郡宇美町出身
身長162.0cm
登録地は福岡県、ホームバンクは久留米競輪場
2019年『ジュニア世界選手権』ポイントレースで金メダル獲得
2021年 120期としてデビュー、『競輪ルーキーシリーズ2021』で2回優勝
2023年『世界選手権』ポイントレースで銅メダル獲得
2024年『ネーションズカップ・第2戦』マディソンで金メダル、オムニアムで銀メダル、チームパーシュートで銅メダル獲得
2024年 パリオリンピック出場 チームパーシュート10位、マディソン12位
2025年 UCIコンチネンタルチーム『NEXETIS』加入、『全日本選手権トラック』で7冠
■詳しいプロフィールと出走情報はコチラ
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